スタッフブログ

エコジョーズは、お湯を沸かす過程で酸性の水（ドレン水）が発生します。
この酸性水をそのまま排水すると環境によくないため、中和器の中に充填された炭酸カルシウムで「中性」に変えてから排出する重要な役割を担っています。

最も多い原因です。
中和器の内部には中和剤（白い粒状の炭酸カルシウム）が入っていますが、長年の使用でこれが汚れて固まったり、消耗して減ってしまったりすると機能不全を起こします。

一般的に中和器の寿命は約10年程度ですが、使用頻度が高いご家庭ではそれより早く寿命を迎えることもあります。
設置から10年近く経過しているなら、まずはこの経年劣化を疑いましょう。

中和した水を外に排出するための「ドレン配管」が詰まると、行き場を失った水が逆流してエラーになります。

特に屋外の配管出口付近は、落ち葉や砂埃だけでなく、小さな虫が入り込んで巣を作ってしまうこともあります。
また、台風などの大雨時に雨水が浸入し、一時的に排水不良になるケースもあります。

冬場の冷え込んだ朝などに多い原因です。
ドレン配管の中にわずかに残っていた水滴が凍結し、氷の栓となって排水経路を完全に塞いでしまいます。

特に北側の設置で日が当たらない場所や、寒風にさらされる場所ではリスクが高まります。
気温が上がって自然に氷が溶ければ、エラーが解消することが多いのも特徴です。

給湯器を交換・設置した直後からエラーが出る場合は、施工不良の可能性があります。

ドレン水は自然に下へ流れる仕組みのため、配管には適切な「下り勾配（傾き）」が必要です。
もし配管が途中で波打っていたり、上り坂（逆勾配）になっていたりすると、水がスムーズに流れずエラーの原因となります。

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最も簡単で最初に試してほしい方法です。
給湯器（リモコン）の運転スイッチを一度「切」にし、再度「入」に入れ直してください。
一時的な誤作動であれば、これだけでエラーが解消して通常通り使えるようになります。

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冬場の寒い朝などは、気温の上昇とともに自然解凍するのを待つのも一つの方法です。

すぐにお湯を使いたい場合は、凍結している配管にタオルを巻き、その上から「ぬるま湯」をゆっくりかけて解凍してください。
※注意：熱湯を直接かけると配管が破裂する危険があるため絶対におやめください。

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給湯器の下から伸びているドレン配管の出口を確認し、落ち葉や土、ゴミなどが詰まっている場合は取り除きましょう。
大雨の後は一時的に雨水が入ってエラーになることもありますが、時間が経てば解消する可能性があります。

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上記を試してもエラーコード「290」が消えない場合は、給湯器内部の故障や、手の届かない場所での詰まりが考えられます。
ご自身での修理は大変危険ですので、無理をせず専門業者に依頼してください。

• 部品代（中和器本体）：約5,000円～12,000円
• 技術料・作業費：約10,000円～15,000円
• 出張費：約3,000円～5,000円

※一般的な壁掛型エコジョーズ（20号・24号）の場合の目安です。

【費用が変わるポイント】

• 号数（家族人数による湯量）
• 機能（オート・フルオート）
• 暖房機能の有無（床暖房や浴室乾燥機を使っているか）

具体的なご要望やご質問は、専用フォームからも受け付けております。
24時間いつでも送信可能です。

実際の給湯器を見たい方、対面でじっくり相談したい方は、ぜひショールームへお越しください。