【内装リフォーム】壁紙を選ぶときのポイントを徹底解説!!~色や柄によっての印象をご紹介~
豊田 芹華
今回は、壁紙リフォームの失敗しないためのポイントについて解説します。
壁紙はお部屋の印象を左右する重要な要素です。
屋根や天井、家具とのバランスを考えながらご自分の理想のお部屋を作り出しましょう。
〇壁紙を選ぶときの大切なポイント
理想の雰囲気や完成図をイメージする。
壁紙を選ぶときは、まず部屋をどんな雰囲気にしたいかを考える必要があります。
理想の雰囲気が明確になったら、イメージに合わせて壁紙の色を絞り込んでいきます。
しかし、インテリアのイメージを詳しく説明することは難しいため、あらかじめ理想の雰囲気のお部屋のお写真を準備しておくことがオススメです!
また、ご家族でもリフォームのイメージを一致させておくことが大切ですので、工事をする前にしっかりと話し合っておくことが大切です。
色による効果を知っておく
色によって空間の雰囲気が変わることはもちろん、お部屋の大きさの見え方も変わります。
例えば、白などの明るい色を使用すると部屋が広く見えたり、暗い色を使用すると狭く見えたりする効果があります。
また、色には「進出色」と「後退色」の2種類があり、その効果を利用することで間取りは変えずに、理想のイメージに近づけけることができます。
・進出色…暖色系のこと。例)赤・ピンク・オレンジ・黄 【効果】物を近く、大きく見せる効果がある。
・後退色…寒色系のこと。例)青・青紫・緑 【効果】物を遠く、小さく見せる効果がある。
この効果を利用して、狭い部屋でも、奥に好対照を使用することで、奥行きがあるように見せることができます。
床や家具とのバランス
壁紙の色を選ぶときは、床や天井の色との相性を考慮することが重要です。
部屋の表面の大部分を占める壁、床、天井の色は、部屋の印象に大きな影響を与えます。
特に、壁紙だけをリフォームする場合は、床と天井の色が既に決まっている状態ですので、それらと相性の良い色を選ぶと簡単に絞り込むことができます。
お部屋全体をリフォームできる場合であれば、可愛らしくしたい、スタイリッシュにしたいなど、イメージに合わせて全てコーディネートすることがオススメです。
家具の色
部屋の家具の色も壁紙の色を選ぶときの重要なポイントです。
例えば、家具に赤や青など主調の強い色の家具を置いている場合は、壁紙も主張の強い色を使用してしまうと、バランスの悪い印象になってしまうので注意が必要です。
壁紙の色は、家具と調和するのか、家具を目立たせるのかを考えると選びやすくなります。
家具と調和させたい場合は、家具と同系色の壁紙を選ぶと部屋全体に統一感が生まれます。
逆に家具を主役にしたい場合は、家具を目立たせるために明るめの淡い色の壁紙を選ぶと良いでしょう。
〇色や柄が与えるイメージ
色
■白系…白系色は明るく清潔なイメージを与えます。どんな色にも合うので、家具やカーテンの色がまだ決まっていない方にもオススメです。
■ブラウン系…ブラウン系色は、重厚感と安定感を与え、人の心を落ち着かせます。木や大地のイメージを与えるので、温かみのある落ち着いた雰囲気のお部屋をご希望の場合におすすめです。
■黒系…黒系色は重厚感や力強さ、威厳を感じさせます。黒系の壁紙を使用すると、スタイリッシュで高級感のある印象を演出することができます。
■赤系…赤は情熱、活気、暖かさを連想させる色です。体感温度を上昇させることを目的としているため、北向きの部屋での使用がオススメです。
■青系…海や空を思わせるブルーカラーはリラックス効果があり、心を落ち着かせてくれます。また、集中力を高める効果もあるので、勉強部屋や仕事部屋にオススメのカラーです。
■緑系…自然や森をイメージさせる緑系色は、ヒーリング効果があります。目に優しく、脳にもリフレッシュ効果もあります。
柄や質感
壁紙には、木や石、タイルなどの他にも、花柄やキャラクターがプリントされたものなどがあります。
理想のお部屋するために、効果的に使うこともできますが、柄がプリントされている壁紙を使用するときは注意が必要です。
アクセントとして一面だけに使用したり、トイレなどの狭い空間で使用する場合はあまり気になりませんが、リビングなどで柄物の壁紙を使用すると、ごちゃごちゃして落ち着かない印象を与える可能性があります。
一面に派手な壁紙を使用した時には、同一イメージの単色を使用したり、壁紙に使用されているどれか1色を使用すると、統一感のあるを作ることができます。
〇部屋ごとのオススメな壁紙の選び方
リビングやダイニング
リビングやダイニングは家族全員が集い、くつろぐ場所ですので落ち着きを与える印象の壁紙を使用しましょう。
派手な壁紙では落ち着かないので、シンプルな白い壁紙を選ぶ人も多いです。
柄のある壁紙を使用する場合は、タイルやレンガなどのシンプルなものや、落ち着いたブラウン、マット系の色を使用することが定番です。
リビングルームが狭い場合は、ブルーなどの落ち着いた色を選ぶと、部屋に奥行きが生まれ、開放感が生まれます。
選ぶ際は、前述の通り、TVボードやソファなどの家具との相性も考慮して選びましょう。
キッチン
キッチンとリビング・ダイニングがつながっているお家の場合は、壁紙を同系色にするのがおすすめです。
キッチンが離れている構造の場合は、冷蔵庫やシステムキッチンの色に合わせた壁紙を選ぶと統一感のある空間にすることができます。
また、キッチンの壁紙は汚れやすいので機能性にも注目してください。
油ハネや水ハネを防ぐには、汚れに強い壁紙や汚れが目立ちにくい色の壁紙をおすすめします。この他にも、鞘腫効果や耐熱効果のある壁紙もありますので、ぜひ検討してください!
寝室
キッチンとリビング・ダイニングがつながっているお家の場合は、壁紙を同系色にするのがおすすめです。
キッチンが離れている構造の場合は、冷蔵庫やシステムキッチンの色に合わせた壁紙を選ぶと統一感のある空間にすることができます。
また、キッチンの壁紙は汚れやすいので機能性にも注目してください。
油ハネや水ハネを防ぐには、汚れに強い壁紙や汚れが目立ちにくい色の壁紙をおすすめします。この他にも、鞘腫効果や耐熱効果のある壁紙もありますので、ぜひ検討してください!
トイレ・洗面所
トイレや洗面所には清潔感のある壁紙を使用しましょう。例えば、白を基調とした爽やかな印象は清潔感があり、狭い空間でも圧迫感なく過ごすことができます。
しかし、家の中でも狭い部屋なので、デザイン性を高めるために柄物の壁紙を貼ることもオススメです。
特にトイレは、奥の壁だけを柄物にすることでおしゃれな雰囲気にすることができます!
また、汚れや臭いが気になるトイレには防汚・消臭機能のある壁紙、汚れや湿気が多い洗面所には防汚・防カビ機能のある壁紙がおすすめです。
子供部屋
子供部屋には、赤や青、ピンク、オレンジなどカラフルな壁紙が非常に人気があります。
ただ、お子様の好みの柄で仕上げることもできますが、成長するにつれて好みが変わる可能性があります。
ですので、飽きずに長く使えるよう、シンプルな色や柄にするのもひとつの方法です。
また、壁紙に落書きや傷が付く可能性もあるので、傷や汚れに強い機能を持つ壁紙がオススメです。
まとめ
最近の記事
月別アーカイブ
- 2024年10月(6記事)
- 2024年9月(9記事)
- 2024年8月(8記事)
- 2024年7月(6記事)
- 2024年6月(11記事)
- 2024年5月(14記事)
- 2024年4月(17記事)
- 2024年3月(12記事)
- 2024年2月(3記事)
- 2024年1月(7記事)
- 2023年12月(2記事)
- 2023年11月(2記事)
- 2023年10月(4記事)
- 2023年9月(5記事)
- 2023年3月(1記事)
- 2022年6月(1記事)
- 2021年11月(4記事)
- 2021年7月(4記事)
- 2021年6月(5記事)
- 2021年5月(2記事)
- 2021年4月(2記事)
- 2021年3月(2記事)
- 2021年2月(3記事)
- 2021年1月(2記事)