【2025年最新版】I型・L型・Ⅱ型キッチンのそれぞれの特徴は?気になる費用相場も解説
赤石 裕佳
キッチンは毎日使う場所だからこそ、使いやすさが日々の暮らしの快適さを大きく左右します。
古くなってきたり、使い勝手にストレスを感じたりしたら、リフォームを考える良いタイミングかもしれません。
キッチンの形状には、主に「I型」「L型」「Ⅱ型」「U型」といったタイプがあり、リフォームを機に、今のキッチンとは違うタイプへ変更することも可能です。
しかし、それぞれの形状にメリット・デメリットがあり、費用も異なります。
そこで今回は、各キッチンタイプの特徴からリフォーム費用の相場までを徹底的に比較・解説します。
この記事を読めば、きっとあなたのライフスタイルに最適なキッチンが見つかるはずです!
1. 【早見表】キッチンタイプ別の特徴を比較!
まずは、これからご紹介する各キッチンタイプの特徴を一目で比較できる表を見てみましょう。

2. キッチンの使いやすさの基本「ワークトライアングル」とは?
キッチンの使いやすさを考える上で欠かせないのが「ワークトライアングル」という考え方です。
これは、キッチンでの主な作業場所である「シンク(洗う)」「コンロ(加熱する)」「冷蔵庫(保存する)」の3点を結んだ三角形のこと。
この三角形が正三角形に近く、3辺の合計が3.6m~6.0mに収まると、作業動線が短く、効率的に動ける理想的なキッチンと言われています。
これからご紹介する各キッチンタイプが、このワークトライアングルをどのように形成するかに注目すると、より使い勝手をイメージしやすくなります。
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ワークトライアングルを意識した最新のキッチンはどんなものがあるか、
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3. I型キッチンの特徴|シンプル&省スペース

シンク・調理台・コンロが横一列に並んだ、最もスタンダードなキッチンです。
壁付け、対面(アイランド・ペニンシュラ)など、様々なレイアウトに対応できます。
【メリット】
省スペースで設置可能
シンプルな直線的な形状のため、限られたスペースでも設置しやすく、その分リビングやダイニングを広く取ることができます。
リーズナブルな価格帯
各メーカーの基本モデルとなっており、他のタイプに比べて本体価格が安く、リフォーム費用を抑えやすいのが魅力です。
動線がシンプル
作業は横移動のみなので、体の向きを変える必要がなく、シンプルで分かりやすい動線です。
【デメリット】
横幅が長すぎると動線が悪くなる
作業スペースを確保するために横幅を広げすぎると、シンクとコンロの間の移動距離が長くなり、かえって非効率になることがあります。
作業スペースが限られがち
コンパクトなスペースに設置できる反面、調理スペースが十分に確保できない場合があります。
食洗機を置いたら調理台がなくなった…なんてことも。
★こんな人におすすめ!
● キッチンスペースが限られている方
● リフォーム費用をできるだけ抑えたい方
● 一人または二人で調理することが多い方
4. L型キッチンの特徴|効率的な動線と広い作業スペース

シンクとコンロがL字型に配置されたキッチン。
コーナー部分が広い作業スペースになるのが特徴です。
【メリット】
調理効率が良い
シンクとコンロが90度の位置関係にあるため、体の向きを少し変えるだけで両方にアクセスでき、ワークトライアングルも短くコンパクトになります。
移動が少なく、効率的に調理を進められます。
作業スペースと収納が広い
I型に比べて作業スペースを広く確保できます。
コーナー部分は奥行きがあるため、よく使う調理家電を置いたり、配膳スペースとして活用したりできます。
【デメリット】
コーナー部分がデッドスペースになりがち
コーナー部分は奥行きがありすぎて、奥に置いたものが取り出しにくく、デッドスペースになることがあります。
引き出し式のコーナー収納や回転棚などを採用すると、この問題は解消できます。
設置にはある程度の広さが必要
I型よりも設置面積が広くなるため、LDKの形状によっては圧迫感が出てしまう可能性があります。
★こんな人におすすめ!
● 調理中の移動を少なく、効率を重視したい方
● 複数人でキッチンに立つことがある方
● 作業スペースを広く確保したい方
5. Ⅱ型(セパレート)キッチンの特徴|複数人での作業も快適

シンクとコンロを別々のカウンターに分け、2列に並行して配置したキッチンです。
【メリット】
動線が非常に短く、作業効率が良い
シンクとコンロが向かい合わせに配置されるため、振り返るだけで両方の作業ができます。
ワークトライアングルが最もコンパクトになり、体の移動は最小限で済みます。
広い作業スペースと収納力
カウンターが2つあるため、作業スペースが非常に広くなります。
片方は調理、もう片方は配膳や家電置き場にするなど、役割分担も可能。
複数人での調理も快適です。
生活感を隠しやすい
コンロ側を壁付け、シンク側を対面にするレイアウトが人気。
火を使うコンロ周りの油ハネや匂いがリビングに広がりにくく、対面カウンターはスッキリと見せることができます。
【デメリット】
広い設置スペースが必要
2列のカウンターを置くため、広いキッチンスペースが必要です。
カウンター間の通路幅も、80cm~120cm程度確保しないと、窮屈に感じてしまいます。
床が濡れやすい・汚れやすい
シンクで洗った食材をコンロに運ぶ際に、床に水滴が落ちやすくなります。
調理中はこまめに床を拭くなどの工夫が必要です。
★こんな人におすすめ!
● 複数人で料理を楽しみたい方
● ホームパーティーなどを開くことが多い方
● 調理スペースと配膳スペースを分けたい方
6. U型キッチンの特徴|抜群の収納力と作業効率

カウンターをU字(コの字)型に配置したキッチン。
作業動線と収納力の両方を最大限に高めたレイアウトです。
【メリット】
抜群の作業効率と収納力
体を囲むようにカウンターが配置されるため、体の向きを変えるだけでほとんどの作業が完結します。
カウンターの面積が最も広く、作業スペース・収納スペースともに最大級です。
動線が完全に独立
キッチンの入り口が一方向になるため、調理中に他の人がキッチン内を通り抜けることがなく、作業に集中できます。
【デメリット】
非常に広い設置スペースが必要
ご紹介した中で最も広い面積を必要とします。
導入できる間取りは限られます。
コーナー部分が2箇所できる
L型と同様、2箇所のコーナー部分がデッドスペースになりやすいため、収納方法に工夫が必要です。
★こんな人におすすめ!
● 本格的に料理をするのが好きな方
● 収納する調理器具や食器が非常に多い方
● 広いキッチンスペースを確保できる方
様々なタイプのキッチン施工事例はこちらでチェック!
7. タイプ別リフォーム費用相場をチェック!

キッチンのリフォーム費用は、選ぶタイプやグレード、工事の規模によって大きく変動します。
・I型キッチン:60万円~120万円
最もリーズナブルな価格帯。
ただし、ハイグレードなモデルや、壁付けから対面への位置変更などを行う場合は150万円以上になることも。
・L型キッチン:80万円~150万円
I型に比べると本体価格がやや高くなります。
位置変更を伴わない交換であれば100万円以下に抑えることも可能です。
・Ⅱ型キッチン:90万円~180万円
カウンターが2つになるため、本体価格が高くなる傾向にあります。
工事も複雑になるため、費用は高めです。
・U型キッチン:100万円~200万円以上
本体価格、工事費ともに最も高額になります。
※費用を左右するポイント
費用は主に「キッチンのグレード」「オプションの有無」「レイアウト変更の規模」で決まります。
特に、壁付けから対面にするなど、給排水やガスの配管、電気配線、換気ダクトの移動を伴う大掛かりな工事は、費用が高くなる主な要因です。
8. まとめ:ライフスタイルに合ったキッチンを選ぼう

I型・L型・Ⅱ型・U型、それぞれのキッチンの特徴や費用相場をご紹介しました。
どのタイプが一番良いということではなく、ご自身の調理スタイルや、誰が・何人でキッチンを使うかといったライフスタイル、そして確保できるスペースに合わせて選ぶことが、後悔しないキッチンリフォームの最大のポイントです。
また、カタログで見るのと、実際にショールームで立ってみるのとでは、動線の感覚やカウンターの高さなどが全く違って感じられます。
リフォームを決める前には、ぜひ一度ショールームで実物を確認することをおすすめします。
ミヤケンでもキッチンリフォームを多数行っておりますので、ぜひ参考までに施工事例をご覧ください!
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※営業時間は9:00~18:00です。
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