アクセントクロスでトイレをおしゃれに!メリットや注意点・アイデア例をご紹介
豊田 芹華
トイレは家族だけではなく、訪問客も利用することがあるため、清潔さだけではなくおしゃれにもこだわりたいという方も多いでしょう。
おしゃれな雰囲気にするテクニックの一つに、アクセントクロスを取り入れるという方法があります。
トイレにアクセントクロスを採用した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回はアクセントクロスの概要やトイレに採用するメリット・注意点、クロス交換にかかる費用、おしゃれなトイレにするためのアイデア例を紹介しているのでトイレのリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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1.そもそもアクセントクロスとは?
アクセントクロスとは、壁や天井の一部に異なる色や柄の壁紙を取り入れることで、部屋の印象にアクセントをつける事を言います。
例えば、シンプルな白の壁紙の空間も一部分に色のあるクロスや華やかな柄が描かれたクロスを貼ることで、印象が一気に変わります。
また、印象を変えるだけでなく、色や柄、貼る場所によっては空間を広く見せる効果も期待することができます。
そんなアクセントクラスはリビングや寝室といった居室だけではなく、トイレをおしゃれな空間にしたい時にもオススメです!
2.トイレにアクセントクロスを採用するメリット
トイレにアクセントクロスを採用することには、以下のメリットが挙げられます。
・手軽にトイレの空間をおしゃれにできる
アクセントクロスを取り入れるだけでも気軽にトイレの雰囲気をおしゃれにできることがメリットです。
雑貨や観葉植物を置く、壁にポスターや絵画を貼るなど、インテリアコーディネートによってトイレをおしゃれにすることは可能です。
しかし、インテリアを設置するのはセンスが問われるので、ハードルが高いと感じる方やはシンプルさを好み、トイレにあまりものを置きたくないと考える方もいらっしゃるでしょう。
そんな時に、アクセントクロスを活用することによって、一部の壁紙を変えるだけでおしゃれにできるのでオススメです!
・空間に立体感を与えてくれる
アクセントクロスには空間に立体感を与えてくれるメリットもあります。
例えば、白一色の空間は清潔感や統一感がありますが、どこかメリハリがなくボヤッとした印象を与えることがあります。
そんな空間に異なる色・柄のクロスを加えることで、メリハリがついて空間に立体感が与えられ、トイレ空間が広く見えたり、デザイン性を向上させる効果があります。
・高級なクロスをアクセントクロスに採用できる
アクセントクロスなら高級なクロスを採用しやすいこともメリットです。
高級なクロスで全面リフォームを行うとなると、かなりの費用がかかってしまいます。
しかし、アクセントクロスなら一部分だけの使用となるため、全面に使うケースと比べて低コストで導入することが可能です。
お気に入りのクロスがあるものの、コスト面で採用が難しい時はアクセントクロスとして採用してみると良いでしょう。
3.トイレにアクセントクロスと採用する際の注意点
手軽にトイレの雰囲気を変えられるアクセントクロスですが、失敗してしまったというお声も少なくありません。
そのため、あらかじめトイレにアクセントクロスを採用する際の注意点を確認しておきましょう。
・色や柄選びに注意する
アクセントクロスの採用でよくある失敗がクロスの色や柄選びです。
ベースの壁紙と合わない色や柄を選んでしまったり、落ち着きのない空間になったり、圧迫感がある雰囲気になってしまったという失敗ケースはよくあります。
また、アクセントクロスには目立たせるために個性的な色や柄を採用することが多く、色味が喧嘩してしまう恐れもあります。
アクセントクロスの色・柄を選ぶ際は、以下のポイントを抑えておきましょう。
【トイレのテーマに合った色・柄を選ぶ】
まずは、工事を行う前にどのようなトイレ空間を目指したいのか、テーマを決めておくとアクセントクロスの色・柄を選びやすくなります。
テーマをもとに選べば、リフォーム後にイメージと違ったという失敗を回避できます。
その際、ベースの色との組み合わせも意識しながらテーマに合った色・柄を選ぶことがポイントです。
アクセントクロスの場合、メインのクロスとコントラストがはっきり出る色を意識して選ぶと良いでしょう。
例えば、白やアイボリーのクロスをベースにするのであれば、濃い水色や黄色などのアクセントクロスを選ぶと良いです。
ベースの壁紙を柄があるものにする場合、アクセントクロスも柄があるものにすると落ち着かない雰囲気になってしまうので要注意です。
ベースとなる壁紙が柄ものであれば、無地のシンプルな壁紙を選び、ベースの壁紙の柄を引き立たせる方が良いと言えるでしょう。
ベースを単色にしてアクセントクロスを柄ものにするのであれば、柄は小さなものよりも大きく目立つものがおすすめです。
【天井や床のカラーバランスも意識する】
アクセントクロスは、天井のクロスや床材のカラーバランスを意識することも大切です。
統一感のあるトイレ空間にしたいのであれば、天井クロスはベースの壁紙と合わせるのが良いでしょう。
また、アクセントクロスのデザインを強調させたい時は、床材や天井のクロスの色柄は控えめのものを選ぶようにしましょう。
【色の効果を理解する】
色が持つ雰囲気や効果もそれぞれ異なるため、その特徴を理解しておくと、色選びの失敗を防ぐことができます。
色によって与えられる効果は以下の通りです。
・白やベージュ
清潔感や明るい印象を与えるため、トイレ空間にメインのカラーとして、採用されることが多いです。
・ピンクや黄色
暖色系は温かみやリラックス感を与えてくれる色が多く、アクセントクロスとして採用されることが多いカラーです。
・青色や緑、灰色
寒色系は爽やかさやクールさ、落ち着いたイメージを与える色が多くみられます。
一般的に寒色系は奥行きを与え、空間を広く見せる効果が期待できるため、トイレなどの狭い場所で使用されることが多いです。
トイレが狭いので広く見せたい時は、すっきりとした印象を与える寒色系を選ぶと良いでしょう。
・黒色やダークブラウン
黒色系の色は、ホテルのような重厚感や高級感を与えてくれるでしょう。
ダーク系の色はおしゃれな仕上がりにすることはできますが、トイレ全体が暗い印象になったり、圧迫感が出たりするため、できるだけ明るいトーンを選ぶのがオススメです。
・トータルバランスを意識して貼る場所を選ぶ
アクセントクロスを貼る位置は、全体的なバランスを意識して決めましょう。
一般的には、ドアを開けたところの正面の壁に貼られていることが多く、入室してすぐに目に入るため、強い印象を残すことができます。
トイレの出入口が横壁にある場合、便器に座った際に正面になる壁にアクセントクロスを貼れば、用を足している時にお気に入りの壁紙が目に入ります。
手洗いや鏡を設置する際は、それらの設備やトイレットペーパーホルダーが設置された側面の壁にアクセントクロスを採用すると良いでしょう。
トイレに入った瞬間や便器に座った時などの壁紙の見え方を意識して、バランスの良い場所にアクセントクロスを貼りましょう。
アクセントクロスは、壁全体の20~30%が目安と言われているため、トイレは狭い空間なので、基本的に4面あるうちの1面だけに施工すると丁度良いバランスになります。
・クロスの機能性を確認する
トイレは他の部屋に比べて、壁にニオイや汚れが付着する傾向があります。
そのため、アクセントクロスを選ぶ際は機能性も確認して選ぶようにしましょう。
トイレに使う際に適している機能は以下の通りです。
・消臭機能
・防汚機能
・抗菌機能
・防カビ機能
・撥水・防水機能
トイレでは、尿の跳ね返りによって腰の高さまで壁に汚れが付着すると言われていますので、汚れに強く、掃除がしやすいクロスを選ぶと安心です。
さらに清潔さを求めるのであれば、消臭や抗菌効果のある壁紙を選びましょう。
・サンプルは大きめのサイズで確認する
アクセントクロスを選ぶ時は、サンプルで実物を確認することが大切です。
カタログやホームページに掲載されている色・柄と実物は見え方が異なる可能性があります。
また、サンプルを確認する際は大きいサイズを用意してください。
同じ色・柄のクロスでも、小さいサイズで確認して理想どおりと思ったクロスであっても、実際に施工してみるとイメージと少し違うようになってしまうケースは少なくありません。
その失敗を避けるためにも、最低でもA4サイズ以上のサンプルで確認してください。
クロスの色・柄の見え方は、周囲の色や照明の当たり方によっても異なるので、実際にトイレの壁に当てて確認しましょう。
・事例をチェックしてイメージを明確にする
トイレにアクセントクロスを採用する際は、施工事例をチェックしてイメージを明確にするのがおすすめです。
ネット上やSNSではトイレリフォームの事例が多数公開されています。
その中から理想に近い事例を参考にすることで、アクセントクロスの色・柄、貼る位置を選ぶ際のミスを回避できるでしょう。
できる限りたくさんの施工事例をチェックして、施工後のイメージを固めておいてください。
ミヤケンリフォームサイトには、トイレリフォームを行った施工事例が多数掲載されておりますので、ぜひ参考までにご覧ください!
4.トイレのクロス交換にかかる費用相場
トイレのクロス交換工事にかかる費用は、商品代金と工事費用で構成されています。
クロスのグレードや張り替える広さによって費用は変動しますが、3~6万円が相場です。
ベースとなる既存の壁紙はそのままでアクセントクロスのみ張り替える場合、1平米あたりの単価は1,000~2,000円が相場となります。
施工面積に応じた商品代金に加えて、養生費や廃材処理費、下地処理などの工事費の相場は1万5,000~2万円程です。
既存の壁紙を変更しないのであれば、少ない費用でリフォームが可能です。
しかし、ベースのクロスとアクセントクロスの色柄が合わない時や既存の壁紙の汚れや古さが目立つという理由方、トイレ工事と合わせて内装リフォームを行う方は多いです。
必要に応じて便器の交換や床材の交換などまとめてリフォームしてしまった方が、個別に工事を依頼するケースよりも総合的にはお得になります。
クロスの交換のみで十分なのか、トイレや床材など全体的な工事が必要なのか検討して、トイレリフォームの計画を立てましょう。
また、リフォームをする際は複数の業者に見積もりをとり、比較検討した上で業者に依頼することが大切です。
5.トイレをおしゃれにするアクセントクロスのアイデア例
最後にトイレをおしゃれな雰囲気にするためのアクセントクロスのアイデア例を紹介するので、リフォーム時の参考にしてください。
・グリーン×ボタニカル柄
大ぶりなボタニカル柄は華やかな印象がありますが、全面には使いづらいデザインであるため、アクセントクロスにピッタリです。
ベースとなる壁紙はボタニカル柄と相性の良いグリーン系を選ぶと統一感があり、自然な雰囲気や癒しの雰囲気のある空間にできます。
重厚感のあるボタニカル柄であれば、ベースのグリーンのクロスは明るめのトーンを選ぶと圧迫感を防げるでしょう。
また、便器や棚、トイレットペーパーホルダー、床などの色は、グリーン系と相性の良いブラウン系かホワイト系がオススメです。
・チャコールグレー×白抜きモチーフ柄
柄のあるアクセントクロスを使いたいけど派手さを抑えたい時は、白抜きで柄が描かれたデザインがあります。
適度に個性を与えつつ、落ち着きのある雰囲気にすることが可能です。
ベースの色はチャコールグレーにすることで、ブラックの壁紙よりも明るさがあり、シックな印象のトイレになります。
暗い雰囲気にならないように、便器やトイレットペーパーホルダー、床などはホワイト系にして清潔感や明るさを強調すると良いでしょう。
・ブルー系のタイル調のアクセントクロス
タイルデザインは水回りと相性が良いため、トイレのアクセントクロスのデザインにもオススメで、中でもブルー系にすると清潔感や爽やかな印象を与えることができます。
アクセントクロスの存在を強調するためにも、ベースとなる色はホワイト系やグレー系を採用すると、柄の存在を邪魔することなく、おしゃれに仕上げることができるでしょう。
寒色系は寒い印象も与えやすいので、木製のインテリアや観葉植物を取り入れてぬくもりを加えると良いでしょう。
6.まとめ
今回はトイレにアクセントクロスを使うメリットや注意点、クロス交換の費用相場などをご紹介しました。
アクセントクロスは手軽にトイレの雰囲気をおしゃれにできる手法となっています。
壁全面には使いにくい色柄のクロスでもアクセントクロスであれば、おしゃれさを演出することができます。
お気に入りのクロスがあればアクセントクロスとして使い、トイレをもっとおしゃれな空間にリフォームしてみてはいかがでしょうか?
ミヤケンでは、トイレリフォームの経験が豊富なスタッフもおりますので、トイレの壁紙選びに悩んだ際には、お気軽にお問い合わせください!
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