マグネットタイプのキッチンパネルでもっと便利に!メリットやデメリットとは?
原田 茉那
ガスコンロやIHクッキングヒーターなどの加熱機器の周辺には、キッチンパネルやタイルが取り付けられています。
そんなキッチンパネルには、マグネットが使えるタイプがあり、キッチンの利便性を高めることが可能です。
しかし、マグネットタイプのキッチンパネルにはデメリットもあるので、その点を理解して検討することが大切です。
今回は、パネルキッチンの役割やマグネットタイプの特徴、メリット・デメリットなどについて紹介します。
キッチンの壁リフォーム、
こんなお悩みありませんか?
1.コンロ周りの油ハネ。タイルの目地掃除がもう限界…
2.調味料や調理器具で、キッチンの作業スペースが狭い!
3.マグネット収納にしたいけど、ホーローパネルしか選べないの?
4.マグネットに重い鍋蓋や調味料を乗せても、本当に落ちないか不安…
5.機能も大事だけど、おしゃれな石目調や木目調のデザインも諦めたくない!
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1.そもそもキッチンパネルとは?

キッチンパネルは、ガスコンロなどの加熱機器周辺の壁面に取り付けられる仕上げ材です。
耐火性に優れている(または不燃材である)ため、加熱調理をしても壁に引火して火事になる可能性が低くなります。
また、調理中の油ハネや水ハネを防ぎ、周辺の床や壁が汚れるのを防ぐこともキッチンパネルの大事な役目です。
キッチンパネルに使用される素材やデザインは様々あり、またキッチンの壁に使われる仕上げ材にはタイルも存在します。
ここで、キッチンパネルの特徴について、もっと詳しく見ていきましょう。
・様々な素材のパネルがある

キッチンパネルでは、主にステンレス・アルミ・メラミン化粧板・ホーローの4種類の素材が使われています。
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ステンレスやアルミは熱や錆びに強く、お手入れがしやすい金属素材で、無機質感がスタイリッシュな印象を与えてくれるでしょう。
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メラミン化粧板は比較的安価で、デザインが非常に豊富なのが特徴です。
2025年のトレンドである石目調(大理石調)、モルタル(コンクリート)調、木目調のほか、単色や抽象柄まで幅広く選べます。
耐久性や撥水性も高いため、水回りを含むキッチンの壁面全体に採用するのも良いでしょう。 -
金属素材の表面にガラス質のコーティングをしたホーローは傷に強く、汚れが染み込まないためお手入れが非常に楽で、高級感ある見た目が魅力です。
このように素材ごとにキッチンパネルの特徴が異なるため、何を重視するのか考えて選ぶようにしましょう。
・タイルとの違い

タイルは粘土などを主原料にして、高温で焼いた建築素材で、古くからキッチンの壁面に使用されています。
一般的には陶磁器でできており、キッチンパネルと比べて傷に強いことがメリットです。
一方で、タイルを1枚1枚壁面に貼り付けるため「目地」があり、その隙間に油汚れなどが溜まってしまうことがデメリットです。
また、材料費・施工費ともにキッチンパネルよりも価格が高くなる傾向があります。
お手入れのしやすさや費用を抑えたい時はキッチンパネルのほうがオススメです。
2.キッチンパネルにあると便利な機能
キッチンパネルは素材や色・デザインだけではなく、機能面にも注目することが大切です。
ここでキッチンパネルにあると便利な機能を紹介します。
・撥油・撥水加工

キッチンパネルには、表面にフッ素やシリコンなど特殊なコーティングをしているものがあります。
そのような加工がされているキッチンパネルには、油汚れを弾く撥油性や水を弾く撥水性が付与されています。
キッチンは調理中に油や水が跳ねて壁についてしまうことが多く、掃除を後回しにすると壁がベタついたり、水垢ができたりしてしまうでしょう。
パネル表面に汚れが染み込むと掃除をしても綺麗に落とすことが難しくなります。
撥油加工や撥水加工がされていると油汚れや水がついてもパネルに染み込みにくく、布などでサッと拭くだけで綺麗に落とせるため、お手入れが楽になって便利です。
・壁面収納

キッチンパネルに壁面収納が備わっていれば、調理器具や調味料など頻繁に使うものを収納することが可能です。
キッチンツールや調味料をシンクの引き出しや吊戸棚に収納する場合、いちいち開閉してものを取り出さなければなりません。
しかし、壁面収納であれば使いたい時にすぐにものを取り出すことができ、作業効率を上げることができます。
・マーカーペンの使用

キッチンパネルの中には、ホワイトボード用のマーカーペンを使用できるものがあります。
マーカーペンに対応していれば、パネルに伝言やメモを残すことが可能です。
伝言板として活用する場合、多忙で家族となかなか顔合わせる時間がなくても、伝言を通じてコミュニケーションを促進できるかもしれません。
3.キッチンを便利にするマグネットタイプ

キッチンパネルの中にはマグネットが使用できるタイプがあります。
マグネットタイプのキッチンパネルであれば、市販のマグネットグッズを取り付けることができ、キッチンの利便性を高めることが可能です。
主にマグネットに対応しているキッチンパネルの素材は、ホーロー(タカラスタンダード社製など)です。
アルミやステンレスといった金属素材のキッチンパネルもマグネットに対応しているイメージを持っている人もいるでしょう。 アルミは非磁性体であるため、磁石がくっつかない金属素材になります。
また、ステンレスは種類(オーステナイト系など)によって磁石がくっつかないものがあるため、一部のキッチンパネルでしか対応していません。
以前は、マグネットタイプを採用するなら実質的にホーローのパネルが主流の選択肢でした。
ホーローは水や汚れが表面に浸透しにくく、お手入れがしやすいことがメリットです。
頑丈なので傷もつきにくく、長期にわって清潔を保つことができます。
しかし、2025年現在では、ホーロー以外にもマグネット対応の選択肢が増えています。
例えば、アイカ工業の「セラール マグネットタイプ」や、ニチレイマグネットの「アートパネル」などは、デザイン豊富なメラミン化粧板や化粧鋼板でありながら、下地や芯材に金属板を組み込むことでマグネットが付くようになっています。
これにより、「デザインは木目調や石目調がいいけれど、マグネットも使いたい」というニーズに応えられるようになりました。 機能性に優れたキッチンパネルを使いたい時の選択肢が大きく広がっています。
4.マグネットタイプを採用するメリットとデメリット
マグネットタイプのキッチンパネルには、どのようなメリットとデメリットがあるのか理解して検討することが大切です。
ここで、メリットとデメリットの両方を確認しておきましょう。
【メリット】

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マグネットグッズを活用できる
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自由にレイアウトできる
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キッチンを広く使える
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お手入れがしやすい(壁に穴を開けない)
マグネットタイプの大きなメリットは、マグネットでくっつくグッズを活用できるようになることです。
紙に書かれたメモやレシピをマグネットでパネルに貼ったり、マグネット対応の収納グッズを設置して壁面収納にしたりできます。
収納グッズはキッチンツールや調味料、キッチンペーパーなど、すぐに取り出して使いたいものを置くのに便利です。
開いたレシピ本やタブレットを置けるスペースがあれば、レシピを確認したり、動画を視聴したりしながら作業できます。
フライパンや鍋の蓋など収納場所に悩むものも、壁面収納によって悩みを解消できるかもしれません。
壁面の活用によって作業台に置くものが少なくなれば、キッチンを広く使えるようになるのもメリットです。
マグネットであれば収納グッズを固定する必要がなく(壁に穴を開けたり両面テープを貼ったりする必要がない)、自由にレイアウト変更できることも魅力です。
収納グッズやパネルが汚れた時は、簡単にグッズを取り外してお手入れできるので、キッチンの綺麗さを保つことができます。
【デメリット】

-
収納グッズにホコリや汚れが溜まってしまう
-
マグネット収納から燃え移ってしまう可能性がある
-
選べるパネルの種類が限られる(場合がある)
マグネットタイプのキッチンパネルにすることに直接的なデメリットは多くありません。
間接的なデメリットとしては、壁面収納全般に言えることですが、収納グッズ自体にホコリや油汚れが溜まってしまうことが挙げられます。
最も注意すべきは、コンロ周りに設置した収納に火が燃え移ってしまうリスクです。
可燃物(キッチンペーパーや樹脂製の調味料入れなど)をコンロの火の近くに置くのは非常に危険です。
コンロ周りに収納グッズを設置する時は、引火しないようにコンロから十分な距離を取るなど、取り付け位置に注意が必要です。
また、汚れやほこりから引火しないように、定期的に取り外して掃除をすることが大切です。
5. 2025年最新!マグネットパネルのおすすめ活用アイデア
マグネットパネルを導入したら、具体的にどのような使い方ができるのでしょうか。
作業効率が格段にアップする、おすすめの活用アイデアをご紹介します。
-
よく使う調味料の「空中収納」
コンロ横や作業スペースの正面に、マグネット式のスパイスラックや調味料ストッカーを設置。塩、砂糖、コショウなど頻繁に使うものを手の届く範囲に置くことで、調理中の無駄な動きが減ります。 -
キッチンツールホルダー

おたま、フライ返し、トング、ハサミなどを吊り下げるフックやホルダーを設置。
引き出しを開ける手間がなく、使いたいツールを片手でサッと取れます。 -
タブレット・レシピホルダー
レシピサイトや料理動画を見ながら調理する方には必須のアイテムです。
目線の高さにタブレットやスマートフォンを固定できるため、かがんで画面を覗き込む必要がなく、作業台も濡れません。 -
キッチンペーパー・タオルハンガー

置き場所に困りがちなキッチンペーパーも、壁面に固定すればスペースを取りません。
シンク周りにはタオルハンガーやふきん掛けを設置すると衛生的です。 -
「一時置き」スペースの確保
使い終わった鍋の蓋や、ゴミ袋のストック、水筒を乾かすためのスタンドなど、「ちょっと置いておきたい」ものを壁面に収納することで、作業台を常にフラットで広く保つことができます。
これらの市販マグネットグッズは、デザインも白、黒、ステンレス調など豊富に揃っているため、キッチンのテイストに合わせて選ぶ楽しさもあります。
6. マグネットパネル導入時の注意点とリフォーム費用

マグネットパネルの導入を具体的に検討する際、知っておくべき注意点とリフォームの方法、費用感について解説します。
導入方法(リフォームの種類)
マグネットパネルを導入するには、主に以下の方法があります。
-
キッチン全体の交換(システムキッチン導入時)
キッチンを丸ごと新しくする際に、オプションとしてホーローパネルやマグネット対応の化粧板を選択します。 -
既存の壁の上から貼る(オーバーレイ工法)
現在の壁(古いキッチンパネルやタイル壁)の上から、新しいマグネットパネルを重ね貼りする方法です。
壁を壊す必要がないため、工期が短く(最短1日)、廃材も少なく済み、費用を抑えやすいのがメリットです。 -
既存の壁を剥がして貼る
壁の下地が腐食している場合などは、一度古い壁材を剥がしてから新しいパネルを施工します。
導入費用について
費用は、パネルの素材(ホーローか、マグネット化粧板か)や、施工面積、リフォームの方法(重ね貼りか、全交換か)によって大きく変動します。
一般的に、ホーローパネルは高価な傾向にあり、マグネット対応のメラミン化粧板は、ホーローよりはコストを抑えつつデザイン性を確保できる場合があります。
リフォーム業者に見積もりを依頼する際は、複数の素材のパターンで見積もってもらうと良いでしょう。
「耐荷重」の確認を忘れずに

マグネットパネル導入後に後悔しないために重要なのが「耐荷重」です。
パネル自体が重さに耐えるのではなく、「使用するマグネットグッズの保持力」が全てです。
「重い鍋蓋をかけたら、フックごとずり落ちてしまった」という失敗はよくあります。
収納したいもの(調味料満タンのボトル、フライパンなど)の重さを想定し、それに見合う強力なマグネットフックやラックを選ぶようにしましょう。

キッチンパネルはただの壁ではなく、壁の耐火性や防汚性を強化する重要な役割があります。 様々な色・デザインがあり、キッチンの雰囲気にも影響を与えるものなので、インテリアに合わせて選ぶことが求められます。
特に、ホーロー製や磁石がつく化粧板など、マグネットに対応しているタイプは、壁面を「収納スペース」として活用できるため、キッチンの利便性を飛躍的に高められるのでおすすめです。 使い勝手のいいキッチンにしたいという人は、マグネットタイプのキッチンパネルの導入を検討してみましょう。
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