【2025年最新情報】キッチンのシンクの素材は何がいい?ステンレス、人造大理石、ホーロー比較
豊田 芹華
キッチンリフォームを検討する際に、多くの方が迷うポイントの一つが「シンクの素材選び」です。
シンクは毎日使う場所であり、水や汚れに常にさらされるため、耐久性やお手入れのしやすさが重要になります。
また、最近では機能性だけでなく、デザイン性も求められるようになっており、インテリアに調和する素材を選びたいという声も多く聞かれます。
本記事では、ステンレス・人造大理石・ホーローという代表的な3種類のシンク素材について、それぞれの特徴や違いを詳しく比較しながら解説します。
ぜひ、ワークトップの素材選びの参考にしてください♪
💡キッチンシンク素材の選び方|5つのポイントまとめ
キッチンのシンク選び、
こんなお悩みありませんか?
1.ステンレスの水垢や、食器を置く「カチャン」という音が気になる…
2.人造大理石はおしゃれだけど、「黄ばみ」や「シミ」ができやすいって本当?
3.ホーローは高級感があるけど、重い缶詰を落としたら「割れる」のが心配…
4.結局、毎日のお手入れ(掃除)が一番楽なのはどの素材?
5.ワークトップ(天板)とシンク、違う素材でもおしゃれになる?
これらのお悩み、一つでも当てはまるなら、
この記事がスッキリ解決します!
1.各素材のメリット・デメリット
キッチンのシンクは、調理や片付けの中心となる場所ですので、使いやすさや耐久性、清掃のしやすさが非常に重要です。
代表的な素材としては「ステンレス」「人造大理石」「ホーロー」の3つがあり、それぞれに特徴や向き不向きがあります。
以下に、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
●ステンレスシンク

【メリット】
-
耐久性が高い
ステンレスは衝撃や熱、水に強く、長期間の使用でも劣化しにくい素材です。
鍋やフライパンを落としても(シンクがへこむことはあっても)割れる心配がなく、耐熱性もあるため熱湯を流しても問題ありません。 -
掃除がしやすく衛生的
汚れが染み込みにくく、カビや雑菌が繁殖しにくいため、清潔に保ちやすいです。
日々のメンテナンスが簡単なのも大きな魅力です。 -
コストパフォーマンスに優れる
比較的リーズナブルな価格帯から選べる製品が多く、予算を抑えつつも高機能なものが手に入ります。 -
デザインのバリエーションが進化している
従来の光沢ある仕上げ(鏡面)のほか、2025年現在は、マットな質感で傷が目立ちにくい「バイブレーション仕上げ」や、汚れがつきにくい「高機能コーティング」が施されたタイプも人気です。
【デメリット】
-
水垢や指紋が目立ちやすい
特に鏡面仕上げタイプは水滴の跡や指紋が付きやすく、こまめな拭き取りが必要です。
(※高機能コーティングやエンボス加工で軽減されているモデルもあります) -
金属音が響く
金属製のため、食器や調理器具が当たったときに音が響きやすく、不快に感じることもあります。
(※裏面に静音処理が施されている製品が主流です) -
高級感には欠ける場合がある
素材としては機能的ですが、他素材と比べると「無機質」「業務的」といった印象を持つ方もいます。
●人造大理石シンク

【メリット】
-
デザイン性に優れる
天然石のような風合いで、カラーや質感のバリエーションが豊富です。
キッチン全体のインテリアに合わせやすく、統一感のある空間を作りやすいです。 -
静音性が高い
素材に厚みがあり、ステンレスに比べて食器の音が響きにくいため、落ち着いた使い心地があります。 -
温かみのある手触り
肌に触れたときの冷たさが少なく、柔らかい印象を与えるのも人造大理石の特徴です。 -
継ぎ目のない一体成型が可能
カウンター(ワークトップ)とシンクを一体成型にすることで、段差がなく掃除がしやすく、見た目もスッキリします。
【デメリット】
-
汚れや傷が付きやすい(※素材による)
人造大理石には「ポリエステル系」と「アクリル系」があります。
安価なポリエステル系は調味料の着色(黄ばみ・シミ)や傷がつきやすい傾向があります。
しかし、2025年現在、主流となっている「アクリル系人造大理石」は、密度が高く非常に頑丈で、耐汚染性・耐久性が格段に向上しています。 -
熱に弱い
高温の鍋を直接置くと変色や変形する可能性があるため、注意が必要です。
(これはアクリル系でも同様です) -
価格が高め
ステンレスより高価格帯の製品が多く、コストがかかります。
●ホーローシンク

【メリット】
-
高いデザイン性とカラー展開
ガラス質の表面仕上げにより、光沢のある美しい見た目が特徴です。
落ち着いた色味から個性的なカラーまで豊富にそろっています。 -
耐久性・清掃性に優れる
硬度が高く、汚れや衝撃に強いため、長期間美しさを保ちやすいです。
表面がガラス質のため、傷が付きにくく、油や水垢も染み込まず、さっと拭くだけで綺麗になります。 -
お手入れが簡単
表面がなめらかで、汚れがつきにくく、においも移りにくいです。
清掃性の高さは日々の家事に嬉しいポイントです。 -
金属アレルギーの心配がない
金属が直接触れない構造のため、金属アレルギーのある方でも安心して使えます。
【デメリット】
-
衝撃に弱い部分もある
硬さがある反面、缶詰など重く硬い物を高い位置から落とすと、表面のガラス質が欠けてしまうリスクもあります。 -
重さがある
施工の際には本体が重いため、取り付けに手間がかかる場合があります。 -
選択肢が限られる
2025年現在、ホーローシンク(およびキッチン)を主力で扱っているのは実質的にタカラスタンダード社のみとなるため、他メーカーとの比較がしにくい点はデメリットです。
2.耐久性、汚れにくさ、価格の違い

シンクを選ぶうえで特に気になるのが「どれくらい長持ちするのか?」「汚れにくさは?」「価格は妥当?」という点ではないでしょうか。
ここでは、ステンレス・人造大理石・ホーローの3素材をそれぞれ比較し、ライフスタイルや予算に合った選び方のヒントをご紹介します。
・耐久性の比較
ステンレスはサビに強く、変形しにくいため耐久性に優れています。
人造大理石は、主流のアクリル系であれば表面のキズには強いですが、熱には注意が必要です。
軽い擦り傷なら研磨で補修が可能な場合もあります。
ホーローは、耐久性は高いですが、表面が割れたり欠けたりすると内部の金属からサビが発生する可能性があるため、衝撃には注意が必要です。
・汚れにくさの比較
ステンレスは油や水アカが付きやすいですが、洗剤で「洗い流しやすい」という利点があります。
人造大理石は、アクリル系であれば表面がなめらかで汚れが落としやすく、染み込みにも強くなっています。
ホーローは表面がガラス質のため、汚れが「染み込まず」、においも残りにくい最強レベルの素材です。
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・価格の違い
ステンレスは比較的安価で、コストを抑えたい方に向いています。
人造大理石は中価格帯から高価格帯で、デザイン性を重視する方向きです。
ホーローはやや高価で、対応メーカーが限られるため、結果的に高価格帯のシステムキッチンになる傾向があります。
3.デザイン性とインテリアへの合わせやすさ

キッチン全体の印象を左右するシンクは、見た目の美しさも重要な選定ポイントです。
ステンレスシンクはシンプルでモダンな印象があり、スタイリッシュなキッチンやプロ仕様のデザインに適しています。
光沢のある質感は、清潔感を演出するのにも適しています。
最近はマットな質感のバイブレーション仕上げなども人気で、インダストリアルな雰囲気にもマッチします。
人造大理石シンクは、カラーバリエーションや質感の豊富さが最大の魅力です。
ホワイト系、ベージュ系、グレー系、ブラック系など、ワークトップや扉の色と完全に合わせることができます。
ナチュラル、シック、モダンなど、さまざまなインテリアスタイルにマッチします。
ホーローシンクは、クラシックな雰囲気やレトロ調のキッチンにぴったりです。
独特の光沢と丸みを帯びたデザインが特徴で、白を基調としたデザインが多く、木目の家具やアンティーク調のインテリアと好相性です。
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4.お手入れ方法と注意点

シンクは毎日使う場所だからこそ、日々のお手入れのしやすさやメンテナンスのポイントを知っておくことが重要です。
素材ごとに適したお手入れ方法や注意点が異なるため、正しい方法を知っておくことで、美しさと機能性を長く保つことができます。
・ステンレスのお手入れ

日常的には中性洗剤と柔らかいスポンジで洗えば十分です。
水アカが付きやすいため、使用後に水気を拭き取ると美しさが長持ちします。
クレンザーやスチールたわしの使用はキズの原因になるため避けましょう。
・人造大理石のお手入れ
汚れが付着した場合は、すぐに中性洗剤で拭き取るようにしましょう。
色の濃い液体(醤油、カレー、コーヒーなど)や油などは放置するとシミの原因になる(特にポリエステル系)ため、早めに洗い流す習慣が大切です。
熱い鍋を直接置かないようにし、鍋敷きなどを併用することをおすすめします。
・ホーローのお手入れ
ガラス質の表面は汚れに強いため、軽い汚れは水拭きや中性洗剤で十分です。
ただし、硬いものをぶつけたり、鋭利なものでこすったりすると、表面が割れることがあります。
日常的に丁寧に扱うことが長持ちの秘訣です。
5.ライフスタイルに合わせた素材選び

どの素材が最適かは、ご家庭のライフスタイルや価値観によって変わってきます。
コスト重視・機能性重視の方にはステンレスシンクがおすすめです。
比較的安価で、熱い鍋も気にせず置け(※変色の可能性はあります)、お手入れも簡単なため、忙しいご家庭や料理頻度の高い方に向いています。
見た目を重視し、キッチンをおしゃれにしたい方には人造大理石が適しています。
色やデザインにこだわりたい方や、カウンターとの一体感を重視する方には特におすすめです。
主流のアクリル系を選べば、お手入れの手間も大きく軽減されています。
清潔感を大切にし、長く美しく使いたい方にはホーローシンクが合います。
多少コストがかかっても、日々の掃除のしやすさや衛生面を最優先したいという方には満足度の高い選択肢です。
6. 第4の選択肢!高級感漂う「セラミックシンク」とは?

2025年現在、ステンレス、人造大理石、ホーローに続く「第4の素材」として、高級キッチンで採用が増えているのが「セラミックシンク」です。
セラミックは、食器などと同じ「焼き物」の一種です。
LIXIL、クリナップ、トクラスなどのメーカーが、ワークトップ(天板)の素材として採用し、それに合わせてシンクも展開しています。
【メリット】
セラミックの最大の魅力は、「圧倒的な耐熱性」と「耐傷性」です。
熱々のフライパンや鍋を直置きしても変色せず、シンク内で包丁を使っても(包丁の刃がこぼれるほど)傷がつきにくい硬さを誇ります。
また、焼き物ならではの重厚感とマットな質感は、他の素材にはない高級感を演出します。
【デメリット】
デメリットは、「価格が非常に高価」であることと、「衝撃による割れのリスク」です。
非常に硬い反面、弾力性がないため、重い缶詰などを高い位置から落とすと、シンク自体が割れてしまう可能性があります(人造大理石やステンレスでは起こりにくい現象です)。
デザイン性と機能性を最高レベルで両立したい方にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
7. 後悔しないコツは「ワークトップ(天板)との相性」
シンクの素材選びで後悔しないためには、シンク単体でなく、キッチンの作業台である「ワークトップ(天板)」との組み合わせで考えることが非常に重要です。
パターン1:統一感重視(一体成型) 【人造大理石カウンター + 人造大理石シンク】

最も人気のある組み合わせの一つです。
ワークトップとシンクの素材を揃え、継ぎ目なく滑らかに接続することで、見た目が美しく、掃除が圧倒的に楽になります。
パターン2:デザイン性重視(ハイブリッド) 【セラミック/人造大理石カウンター + ステンレスシンク】

おしゃれなワークトップ(セラミックや人造大理石)を採用しつつ、シンクはあえて実用的なステンレスを選ぶパターンです。
コストを抑えつつ、ワークトップのデザイン性を際立たせることができます。
パターン3:プロ仕様・統一感 【ステンレスカウンター + ステンレスシンク】

飲食店の厨房のような、プロフェッショナルでシャープな印象になります。
すべてステンレスで統一することで、掃除もしやすく衛生的です。
パターン4:独自の機能性 【ホーローカウンター + ホーローシンク】

タカラスタンダードを選ぶ場合は、この組み合わせが基本となります。
ワークトップもシンクもホーローにすることで、汚れや熱に強く、マグネットが使えるなど、独自の機能性を享受できます。
シンクだけを見て「この素材がいい」と決めるのではなく、ワークトップと組み合わせた時にどのような空間になるかを想像することが、リフォーム成功の鍵となります。
8. キッチンの素材選びで迷ったらミヤケンリフォームにお問い合わせください!

今回は、キッチンのシンク素材について解説してきました。
キッチンのシンク素材は、それぞれに個性があり、一概にどれが一番とは言えません。
ステンレスは実用性・コストパフォーマンスに優れ、人造大理石はデザイン性とカスタマイズ性に富み、ホーローは高級感と衛生面の強さが魅力です。
そして、新たに出てきたセラミックという選択肢もあります。
大切なのは、家族構成やキッチンの使用頻度、求めるデザイン、ワークトップとの相性、お手入れのしやすさなどを総合的に考えて、ご自身のライフスタイルに合った素材を選ぶことです。
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