【2025年最新版】トイレの床から水漏れ発生!放置すると危険な原因と修理のポイント
阿部 篤樹
トイレの床からじわじわと水が漏れているのを発見した場合、すぐに適切な対応をすることが重要です。
放置すると床が腐食や、カビが発生する原因となるため、早急な対処が必要になります。
今回は、水漏れの応急処置の手順や考えられる原因、修理費用の目安などについて詳しく解説していきます。
こんな「困った」ありませんか?
- ✔トイレの床がいつも湿っていて、拭いてもまたすぐに濡れている…
- ✔タンクと床の隙間から水が染み出している気がするが、場所が特定できない
- ✔修理業者を呼ぶべきか、自分でパッキン交換すれば直るのか判断できない
- ✔「放っておくと床が腐る」と聞いたけど、本当?シロアリ被害も心配…
- ✔2025年現在、材料費の高騰などで修理費用の相場はどう変わった?
ひとつでも当てはまる場合は、要注意です!
トイレの水漏れは自然に直ることはありません。
「もう少し様子を見よう」と放置している間に、床下の木材が腐食し、シロアリ被害や大規模なリフォーム(数十万円〜)が必要になるケースが多発しています。
被害が広がる前の「今」修理するのが、結果的に一番安く済みます。
1. 水漏れした時の応急処置の手順
水漏れを発見したら、慌てずに以下の手順で被害の拡大を防ぎましょう。まずは水を止めることが最優先です。
① 水の供給を止める(止水栓を閉める)

水漏れ被害をこれ以上広げないために、まずはトイレへの給水をストップさせます。
トイレの壁や床付近にある「止水栓(しすいせん)」を探してください。
マイナスドライバー(または10円玉などの硬貨)を溝に差し込み、時計回り(右)に回らなくなるまで回します。ハンドルタイプであれば手で回せます。
ここが重要!
長年操作していない止水栓は、サビやカルシウム固着で非常に固くなっていることがあります。
無理やり回そうとすると、配管ごと折れて大洪水になるリスクがあります。
「固くて回らない」と感じたら無理をせず、家の外にある「水道の元栓」を閉めて家全体の水を止めてください。
② 水漏れ箇所を特定する
どこから水が出ているかによって、修理の難易度が変わります。
以下のポイントを乾いた布で拭きながら確認しましょう。
- 便器と床の接続部分:設置不良やフランジパッキンの劣化が疑われます。
汚水が漏れている場合はここが原因のことが多いです。 - タンクと給水管の接続部:接続ナットの緩みや、内部パッキンの劣化。
手で触ると濡れているのがわかります。 - 便器本体のひび割れ:物を落とした衝撃などで陶器にヒビが入っていないか確認します。
- タンクや便器の表面:冬場であれば、故障ではなく「結露(けつろ)」で水滴が垂れているだけの可能性もあります。
③ 床の水を拭き取る

床材(フローリングやクッションフロア)は水分に弱いです。水を吸うと変色したり、接着剤が剥がれたりします。
雑巾やバスタオルですぐに水分を拭き取ってください。
水が広範囲に広がっている場合は、吸水性の高い新聞紙やペットシーツを敷き詰めると効率よく吸い取れます。
また、汚水が漏れている可能性があるため、作業時はゴム手袋をし、最後にアルコール消毒を行うと安心です。
④ 業者に修理を依頼する

止水栓を閉めてもタンク内の水が漏れ続ける場合や、原因が特定できない場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。
特に「床材が黒ずんでいる」「歩くと床が沈む(ブヨブヨする)」といった症状がある場合は、すでに床下の腐食が進行しているサインです。
水道修理だけでなく、内装リフォームもできる業者に見てもらうのが根本解決への近道です。
📷 写真を送ってスピード診断!
「電話で状況を説明するのが難しい」「とりあえず画像を見て判断してほしい」という方は、LINE相談が便利です。
水漏れ箇所の写真を送っていただければ、専門スタッフがよりスムーズに対応可能です。
※24時間受付中(返信は営業時間内となります)
※「ブログを見た」と一言添えていただくとスムーズです。
2. 原因と対処法
水漏れの主な原因は大きく4つに分類されます。それぞれの詳細と対処法を見ていきましょう。
便器と床の接続部からの水漏れ

詳細な原因:
便器と床の排水管をつなぐ「フランジパッキン(Pシールガスケット)」という部品が経年劣化で固くなり、密着性が失われて隙間ができていることが多いです。
また、固定ボルトの緩みも原因となります。
対処法:
便器を一度取り外してパッキンを交換する必要があります。
便器は非常に重く(陶器製)、脱着には専門的な知識が必要です。
再設置の際に位置がずれると新たな水漏れの原因になるため、DIYは推奨しません。
タンクと給水管の接続部の水漏れ
詳細な原因:
地震などの振動で接続ナットが緩んだり、接続部内部のゴムパッキンが劣化して硬化・ひび割れを起こしていたりします。
対処法:
まずはモンキーレンチでナットを軽く増し締めしてみてください。
それでも止まらない場合は、中のパッキンを新品に交換します。
パッキンはホームセンターで購入可能ですが、サイズや種類を間違えないよう、実物を持っていくのが確実です。
便器のひび割れ

詳細な原因:
掃除の際に硬いものをぶつけた、棚から物を落とした等の衝撃や、熱湯を流したことによる温度差での割れ、または長年の使用による経年劣化です。
対処法:
原則、便器の交換が必要です。防水パテやコーキングで一時的に止めることはできますが、あくまで応急処置です。
座った時の体重や水圧でヒビが一気に広がり、便器が割れて大怪我をする事故につながる危険性があるため、早急に交換してください。
結露(けつろ)による水滴
詳細な原因:
冬場や梅雨時など、冷たい水が入ったタンクや便器と、暖房で温められた室温との温度差で表面に水滴がつき、これが床に垂れて水漏れのように見えることがあります。
対処法:
これは故障ではありません。
換気扇を常時回す、窓を開けるなどして湿度を下げたり、結露防止シートを貼ったりすることも有効です。
ただし、結露水を放置すると床が腐るため、こまめな拭き取りは必須です。
3. 水漏れして床にしみ込んでしまったときに考えられるリスク

「少しの水漏れだから、雑巾を置いておけばいいか」と放置するのは大変危険です。見えないところで被害は確実に進行します。
- 床材の深刻な劣化:

フローリングの場合、水分を含むと黒ずんで変色し、最終的には腐ってめくれ上がります。
クッションフロアの場合も、接着剤が溶けて剥がれ、その下でカビが繁殖します。 - 下地・構造材の腐食:
床の表面だけでなく、その下の「根太(ねだ)」や「大引(おおびき)」といった家を支える木材まで腐食が進むと、床が抜け落ちる危険性があります。
こうなると大規模な大工工事が必要になります。 - シロアリ被害と健康被害:

湿った木材はシロアリの大好物です。水漏れをきっかけにシロアリが侵入し、家の柱まで食い荒らされるケースも少なくありません。
また、湿気によるカビの胞子はアレルギーや喘息の原因となり、ご家族の健康を害する恐れがあります。 - 階下への漏水(マンション・アパート):
集合住宅の場合、自分の部屋だけでなく下の階の天井にシミを作ったり、家電を故障させたりして、高額な賠償問題に発展するリスクがあります。
被害が拡大する前に… 床下の状態、プロが無料で点検します!
「床が少し変色している気がする」「シロアリが心配」
そんな不安がある場合は、ミヤケンリフォームへご相談ください。
経験豊富なスタッフが原因を特定し、最適な修理方法をご提案します。
4. 【2025年版】水漏れ修理費用の目安
昨今の材料費や人件費の高騰により、修理費用も変動しています。2025年現在の一般的な目安は以下の通りです。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 給水管の締め直し・パッキン交換 | 8,000円 ~ 15,000円 |
| 便器脱着を伴うパッキン交換 | 15,000円 ~ 35,000円 |
| 便器本体の交換(工事費込) | 60,000円 ~ 200,000円 ※選ぶトイレのグレードにより大きく変動 |
| 床材の張り替え(クッションフロア) | 30,000円 ~ 60,000円 |
| 床材の張り替え(フローリング) | 60,000円 ~ 120,000円 |
※上記は目安です。実際の状況や業者によって異なります。
5. トイレの水漏れを発見したらまずはミヤケンリフォームにお問い合わせください!

トイレの床からの水漏れは、早期発見・早期対応がすべてです。
「ちょっと濡れているだけだから」と放置したり、無理に自分で直そうとして悪化させてしまうケースも少なくありません。
特に「床が変色している」「水漏れの原因がはっきりわからない」場合は、見えない場所で被害が広がっている可能性が高いため、プロに点検してもらうことを強くおすすめします。
水漏れ修理は、単に水を止めるだけでなく、床下の状態を確認し、安心して使い続けられるようにすることが目的です。
毎日何度も使う大切な場所だからこそ、不具合を感じたらすぐに対処して、清潔で快適な空間を取り戻しましょう。
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