スタッフブログ

1. なぜ浴室リフォーム中は家でお風呂に入れないの？

浴室リフォームが始まると、基本的には工事完了まで自宅での入浴は一切できません。「シャワーだけでも使えませんか？」という質問をいただくことがよくありますが、残念ながらそれも不可能です。
浴室リフォームの工程上、どうしても使用不可となる理由を詳しく解説します。

理由①：解体と撤去で空間自体が「工事現場」になる

浴室リフォームの初日は、既存の浴槽、天井、壁、床タイルの解体・撤去から始まります。
解体後の浴室は、壁や床のコンクリートがむき出しになり、配管や電気配線が露出した状態になります。釘やビスが落ちていたり、粉塵が舞っていたりと、安全上の観点からも人が裸で立ち入れる場所ではなくなります。
また、この段階で給水管・給湯管・排水管も一時的に切り離してプラグ止水（水が出ないように栓をする作業）を行うため、蛇口をひねっても水やお湯は出ません。

理由②：防水工事とコンクリートの「乾燥時間」

特に在来工法（タイル張りのお風呂）からユニットバスへの変更や、サイズ拡張を行う浴室リフォームの場合、新しいお風呂を設置する前に、基礎となる「土間コンクリート工事」を行います。
コンクリートを打設した後、人が乗っても大丈夫な強度になるまで硬化・乾燥させる養生期間が必要です。この期間に水を流したり振動を与えたりすると、将来的な水漏れや土台の不具合につながるリスクがあるため、完全に立ち入り禁止となります。
この「何も作業をしていないように見える乾燥時間」こそが、長く安心して使えるお風呂にするための重要な工程なのです。

2. 浴室リフォーム期間中の入浴対策 5選

数日間お風呂に入れない期間、ご家族全員がストレスなく過ごすためには、事前の準備が欠かせません。ご自身のライフスタイルや予算、家族構成に合わせて、最適な方法を組み合わせてみましょう。

3. 【工期目安】浴室リフォームは何日お風呂に入れない？

「浴室リフォーム」といっても、工事の内容によって入浴できない期間は1日で済む場合から1ヶ月近くかかる場合まで大きく異なります。
ご自宅の工事がどのパターンに当てはまるかを確認し、余裕を持った計画を立てましょう。

4. 工期を短縮して浴室リフォームを早く終わらせるコツ

「1日でも早く、新しいお風呂に入りたい！」というのが本音ですよね。
浴室リフォームの品質は落とさずに、工期を可能な限り短縮するためのプロのテクニックをご紹介します。

① 既存のサイズ・レイアウトを変えない

浴室の場所を移動したり、サイズを広げたりすると、壁の造作や配管の大掛かりな切り回し工事が必要になります。これだけで工期が2〜3日延びることも。
「今の配置のまま、最新の機能的なユニットバスに入れ替える」のが、最も工期が短く、かつ費用も抑えられる方法です。

② 在庫のある「標準仕様」の製品を選ぶ

2025年も、世界情勢や物流の影響で、特定のオプション部品（特殊なパネルや海外製の水栓など）の納品待ちが発生する可能性があります。
メーカーが在庫を豊富に持っている人気モデルや標準仕様を選ぶことで、「商品は届かないのに工事が始まらない」という待ち時間をカットし、浴室リフォームの着工から完工までをスムーズに進めることができます。

③ 事前現地調査を「徹底的に」行う

浴室リフォームで工期が延びる最大の原因は、解体後に予期せぬトラブルが見つかることです。
例えば、「壁を壊してみたら土台がシロアリに食われていた」「配管が腐食して水漏れしていた」といった場合、追加工事が発生し、工期が数日ストップしてしまいます。
経験豊富なプロに念入りな事前調査を依頼し、リスクを予測して準備してもらうことが、結果的に最短で浴室リフォームを終わらせる近道です。

5. 2025年版！浴室リフォーム工事中の生活で注意すべき点

浴室リフォーム中は、職人の出入りや騒音など、普段とは違う生活環境になります。特に2025年のライフスタイルに合わせた、見落としがちな注意点を確認しておきましょう。

まとめ：準備万端で快適な浴室リフォームを！

浴室リフォームはお風呂に入れない期間が発生しますが、それは「より良い暮らし」を手に入れるための一時的なステップです。
事前にしっかりとスケジュールを把握し、入浴対策や騒音対策をしておくことで、工事期間中のストレスは最小限に抑えることができます。

新しいお風呂になれば、冬でも足元がヒヤッとしない床、お湯が冷めにくい高断熱浴槽、カビが生えにくく掃除が楽な壁パネルなど、これまでの悩みが嘘のような快適空間が待っています。
浴室リフォームを成功させるために、まずは信頼できるリフォーム会社に相談し、ご家族の生活に合わせた無理のない工程表を組んでもらいましょう。