【2025年最新版】人工大理石のシンク…汚れてしまう原因やきれいにする方法とは?
デザイン性が高く、カラーバリエーションも豊富な「人工大理石シンク」。
キッチンをおしゃれで統一感のある空間に仕上げられることから、選ばれる方が増えています。
しかし、
「使っているうちに黄ばんできた」
「細かい傷に汚れが溜まってしまう」など、お手入れの方法で悩んでいる方も少なくありません。
そこで今回は、人工大理石シンクが汚れてしまう原因から、汚れレベル別の正しい掃除方法、そしてキレイを長持ちさせるための予防策まで、プロの視点で徹底解説していきます。
目 次
- 人工大理石シンクとは?種類とメリット・デメリット
- 人工大理石は2種類!「アクリル系」と「ポリエステル系」
- 人工大理石シンクのメリット
- 人工大理石シンクのデメリット
- なぜ汚れるの?人工大理石シンクの4大原因
- 原因1:色素沈着
- 原因2:水垢(ミネラル分)
- 原因3:細かい傷
- 原因4:経年劣化
- 【汚れレベル別】人工大理石シンクの基本の掃除方法
- レベル1:軽い汚れは「中性洗剤」
- レベル2:しつこい汚れは「メラミンスポンジ」
- レベル3:黄ばみ・黒ずみには「クリームクレンザー」
- やってはいけないNG掃除法
- これって何汚れ?原因別・シンクの汚れ落とし実践ガイド
- 「黄ばみ・茶渋」には酸素系漂白剤
- 「黒ずみ・金属痕」にはクリームクレンザー
- 「もらいサビ」には専用クリーナー
- キレイを長持ちさせる!毎日のひと工夫と予防策
- 使ったらすぐ拭く!毎日のリセット習慣
- 熱い鍋は直接置かない
- シンクマットを活用する
- 定期的なシンクコーティング
- 掃除で落ちない汚れはプロに相談!クリーニングと研磨の違い
- ハウスクリーニングで全体の汚れを一掃
- 交換しかない?諦める前の「シンク研磨」という選択肢
- まとめ
人工大理石シンクとは?種類とメリット・デメリット

人工大理石は、その名の通り天然の大理石をイメージして、樹脂を主成分に作られた人工素材です。
実は、使われる樹脂によって種類が分かれます。
人工大理石は2種類!「アクリル系」と「ポリエステル系」
現在、キッチンで主流となっているのは、耐久性・耐熱性に優れた「アクリル系樹脂」の人工大理石です。
一方で、より安価な「ポリエステル系樹脂」のものもあります。
ご自宅のシンクがどちらのタイプかによってもお手入れの注意点が少し変わるため、取扱説明書などで確認しておくと良いでしょう。
| アクリル系 | ポリエステル系 |
|---|---|
| ・衝撃に強く、変色や変質がしにくい ・透明感があり、デザイン性が高い ・ポリエステル系に比べて高価 |
・アクリル系に比べて安価 |
人工大理石シンクのメリット
デザイン・カラーが豊富
キッチンのインテリアに合わせたコーディネートが楽しめます。
お手入れがしやすい
ステンレスと比べて水垢が目立ちにくく、基本的なお手入れは簡単です。
衝撃を吸収しやすい
ステンレスシンクよりクッション性があり、食器を落としても割れにくいです。
コストを抑えられる
天然大理石に比べ、工場で大量生産できるため価格が手頃です。
人工大理石シンクのデメリット
色素沈着しやすい
コーヒーやカレー、醤油などを長時間放置すると、シミになることがあります。
熱に弱い
熱したフライパンや鍋を直接置くと、変色や変形の原因になります。
傷がつきやすい
硬いタワシでこすったり、食器を引きずったりすると細かい傷がつき、そこに汚れが溜まりやすくなります。
経年劣化で黄ばむ
主成分の樹脂は紫外線に弱いため、経年により黄ばみや変色を起こすことがあります。
なぜ汚れるの?人工大理石シンクの4大原因

日々の使い方の中に、シンクを汚してしまう原因が潜んでいます。
原因1:色素沈着
コーヒーや紅茶、カレーの汁、醤油などを流した後、すぐに水で洗い流さずに放置すると、その色が樹脂に染み込んでしまい「シミ」となります。
特に、三角コーナー周りは汚れが溜まりやすいので注意が必要です。
原因2:水垢(ミネラル分)
水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が、乾燥して白く固まったものが水垢です。
ステンレスシンクほど目立ちませんが、放置するとザラザラした手触りになり、そこに他の汚れが付着しやすくなります。
原因3:細かい傷
シンクの表面に、食器との摩擦や硬いスポンジでの掃除によって無数の細かい傷(ヘアラインクラック)がつくと、その溝に汚れが入り込み、黒ずみや黄ばみの原因となります。
原因4:経年劣化
人工大理石は、紫外線や日々の使用により年月とともに少しずつ劣化します。
特に10年以上経過すると、表面の保護機能が弱まり、黄ばみや変色、細かいひび割れなどが生じやすくなります。
キッチンの耐用年数は15年~20年程度と言われており、汚れが落ちにくくなったら交換も視野に入れる時期かもしれません。
【汚れレベル別】人工大理石シンクの基本の掃除方法

汚れの度合いに合わせて掃除方法を使い分けるのが、シンクを傷つけずにきれいにするコツです。
レベル1:軽い汚れは「中性洗剤」
普段のお手入れは、食器用の中性洗剤で十分です。
食器洗いの最後に、柔らかいスポンジに中性洗剤をつけてシンク全体を優しく洗い、最後に水でよくすすぎ、乾いた布で拭き上げましょう。
この「最後の乾拭き」が水垢防止に非常に効果的です。
レベル2:しつこい汚れは「メラミンスポンジ」
水垢や軽い茶渋など、中性洗剤で落ちない汚れにはメラミンスポンジが有効です。
たっぷりの水を含ませて、力を入れずに優しく円を描くようにこするのがポイント。
強くこするとシンクの光沢を失わせる原因になるため、注意してください。
レベル3:黄ばみ・黒ずみには「クリームクレンザー」
しつこい黄ばみや黒ずみには、研磨剤の入ったクリームクレンザーを使いましょう。
ただし、研磨剤はシンクを傷つける可能性もあるため、研磨剤の含有率が20%以下のものを選び、丸めたラップや柔らかいスポンジにつけて優しくこすってください。
やってはいけないNG掃除法

金属たわし・硬いスポンジ
シンクに深い傷をつけてしまいます。
強酸性・強アルカリ性の洗剤
変色や素材の劣化を引き起こす可能性があります。
シンナー・ベンジンなどの溶剤
表面を溶かしてしまう恐れがあります。
これって何汚れ?原因別・シンクの汚れ落とし実践ガイド
「この汚れ、どうやって落とすの?」という具体的なお悩みに応える、汚れの種類別のお掃除方法です。
「黄ばみ・茶渋」には酸素系漂白剤
全体的な黄ばみや、コーヒー・お茶などの色素沈着には、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使った「オキシ漬け」が効果的です。
1. シンクの排水口に栓をします。
2. 40~50℃のお湯をシンクに溜め、規定量の酸素系漂白剤を溶かします。
3. 1~2時間放置した後、お湯を抜いてスポンジで軽くこすり、水でよく洗い流します。
※塩素系漂白剤は素材を傷める可能性があるため、使用は避けるか、目立たない場所で試してからにしましょう。
「黒ずみ・金属痕」にはクリームクレンザー
フライパンや鍋などをこすった際にできる黒い線状の汚れは、金属が付着したものです。
この場合は、研磨剤20%以下のクリームクレンザーをつけたスポンジで、汚れの部分を優しくこすり落としましょう。
「もらいサビ」には専用クリーナー
ヘアピンや空き缶などを濡れたまま放置したことでできる「もらいサビ」。
できてしまった場合は、還元系のサビ取り専用クリーナーを試してみましょう。
ただし、酸性の製品はシンクを傷める可能性があるので、人工大理石に使用可能か必ず確認し、使用方法を守ってください。
キレイを長持ちさせる!毎日のひと工夫と予防策

頑固な汚れになる前に、日々のちょっとした習慣でシンクをきれいに保ちましょう。
使ったらすぐ拭く!毎日のリセット習慣
夜、キッチンを使い終わったら、シンク内の水分を乾いた布やマイクロファイバークロスで拭き上げる習慣をつけましょう。
これだけで水垢やカビの発生を劇的に防ぐことができます。
熱い鍋は直接置かない
調理直後の熱いフライパンや鍋は、必ず鍋敷きの上に置いてください。
直接置くと、変色や変形の原因になります。
シンクマットを活用する
食器を洗う際にシンクマットを敷くことで、食器の落下による破損を防ぐと同時に、シンクへの傷つきを防止できます。
定期的なシンクコーティング
市販のシンク用コーティング剤を使用すると、表面に撥水・防汚効果のある膜ができ、汚れがつきにくくなります。
スプレータイプや塗り込むタイプなどがあり、ホームセンターなどで手軽に購入できます。
効果は数週間~数ヶ月持続します。 より長期間の効果を期待するなら、専門業者に依頼するのも一つの手です。
フッ素系やガラス系のコーティングをプロが施工した場合、費用は2万円~5万円程度で、1年~数年の効果が期待できます。
掃除で落ちない汚れはプロに相談!クリーニングと研磨の違い

セルフケアではどうしても落ちない汚れや傷は、プロに頼るという選択肢もあります。
ハウスクリーニングで全体の汚れを一掃
ハウスクリーニング業者に依頼すれば、専門の薬剤や機材を使ってシンク全体を徹底的に洗浄してくれます。
自分では落としきれなかった水垢やカビ、油汚れなどをリセットしたい場合におすすめです。
キッチンのクリーニング相場は、1.5万円~3万円程度です。
交換しかない?諦める前の「シンク研磨」という選択肢
長年の使用でついてしまった深い傷や、内部まで染み込んでしまった頑固なシミは、クリーニングでは落とせません。
そんな時に有効なのが「研磨(リペア)」です。 専門業者がシンクの表面を薄く削り、磨き上げることで、傷やシミを除去し、新品のような輝きを取り戻すことができます。
シンクをまるごと交換するより安価に済む場合が多く、費用相場は3万円~6万円程度。諦めていたシンクが蘇るかもしれません。
まとめ
デザイン性の高い人工大理石シンクは、正しいお手入れを続けることで、長く美しく使い続けることができます。
日々の簡単なお手入れを習慣にし、汚れの種類に合った適切な掃除を行うことが大切です。
もし、ご自身での掃除に限界を感じたり、長年の使用による劣化が気になったりした場合は、プロのクリーニングや研磨、そしてシンクの交換といったリフォームも検討してみましょう。
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