【2025年最新版】キッチン天板の主要素材4種類の特徴や交換費用を詳しく解説!

キッチンの「顔」とも言えるワークトップ(天板)。
素材一つで、キッチンの印象や使い勝手は大きく変わります。
毎日使う場所だからこそ、デザイン性はもちろん、耐久性やお手入れのしやすさにもこだわりたいですよね。
「リフォームしたいけど、どの素材を選べば良いかわからない…」
そこで今回は、現在主流となっているキッチン天板の素材それぞれの特徴から、気になる交換費用、そして後悔しないための選び方のポイントまで、プロの目線で徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたの理想のキッチンにぴったりの天板がきっと見つかります。
目 次
1.天板の主要素材|それぞれの特徴を詳しく解説
①ステンレス
クールでスタイリッシュな印象のステンレスは、昔からキッチン天板の主流として愛されてきた素材です。
最大のメリットは、耐熱性・耐水性・耐久性に優れ、サビにくく衛生的であること。
臭い移りもしにくいため、お手入れが非常に簡単です。
比較的コストを抑えられる点も人気の理由です。
デメリットは、細かい傷(擦り傷)が付きやすいこと。
しかし最近では、傷が目立ちにくいエンボス加工や、意図的に細かな傷をつけて風合いを出すバイブレーション仕上げなど、弱点を克服した高機能な製品が増えています。
②人工(人造)大理石
アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材で、多くの国内キッチンメーカーが標準仕様として採用しています。
一番の魅力は、カラーやデザインのバリエーションが非常に豊富なこと。
インテリアに合わせて、温かみのある明るいキッチン空間を演出できます。
また、素材が均一なため、汚れが染み込みにくく、軽い汚れならサッと拭き取れます。
注意点としては、ステンレスやセラミックに比べると耐熱性がやや低く、熱い鍋を直置きすると変色する可能性があること。
また、強く物を当てると傷が付いたり、調味料によってはシミになったりすることもあります。
③セラミック
近年、LIXILの「リシェルSI」などで採用され、人気が急上昇している最新素材です。
焼き物ならではの高級感と、独特の質感が魅力。最大のメリットは、金属よりも硬く、傷や摩耗に非常に強いこと。
天板の上で直接包丁を使っても傷が付きにくく、熱いフライパンを直置きしても変色・変形しません。
調味料や薬品が染み込むこともないので、お手入れは拭くだけでOK。まさに「最強」の素材と言えます。
ただし、機能性が高い分、価格も他の素材に比べて高価です。
また、非常に硬い素材のため、お皿などを強く置くと食器の方が欠けてしまう可能性がある点には注意が必要です。
④クォーツストーン(エンジニアドストーン)
天然水晶(クォーツ)を90%以上含み、樹脂などで固めて作られた半人工素材です。
天然石が持つ高級感や美しい質感を持ちながら、人工大理石のように汚れが染み込みにくく、衛生的というメリットを兼ね備えています。
水晶由来の硬度で傷にも強く、カラーバリエーションも豊富です。
デメリットは、天然石を多く使用しているため価格が高めであることと、樹脂を含んでいるためセラミックほどの耐熱性はない(熱い鍋の直置きは推奨されない)点が挙げられます。
⑤天然石(御影石など)
御影石(グラナイト)や大理石(マーブル)など、天然の石をそのまま加工した天板です。
一つとして同じ模様はなく、本物だけが持つ圧倒的な重厚感と高級感が最大の魅力です。
耐久性や耐熱性にも優れています。
ただし、天然素材のため表面に微細な穴があり、水分や油分を吸収しやすいという性質があります。
そのため、醤油やワインなどをこぼすとシミになりやすく、定期的なコーティングなど専門的なメンテナンスが必要です。
⑥木材
カフェのようなおしゃれなキッチンを演出できる木製天板。
無垢材や集成材が使われ、その温かみのある手触りと見た目は、他の素材にはない魅力です。
使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめるのも特徴です。
一方で、水、熱、汚れ、傷のすべてに弱いというデリケートな側面も。
濡れたものを放置すると輪ジミができ、熱い鍋を置けば焦げ跡が残ります。
美しさを保つには、こまめな拭き掃除や定期的なオイル塗装など、丁寧なメンテナンスが欠かせません。
2.キッチン天板の人気素材6種を徹底比較!
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ステンレス
価格帯:★☆☆☆☆
デザイン性:★★★☆☆
耐久性(傷):★★☆☆☆
耐熱性:★★★★★
清掃性:★★★★★
特徴:プロ仕様の機能美。耐熱・耐水性に優れ衛生的。コストパフォーマンスが高い定番素材。
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人工大理石
価格帯:★★☆☆☆
デザイン性:★★★★☆
耐久性(傷):★★★☆☆
耐熱性:★★☆☆☆
清掃性:★★★★☆
特徴:カラーが豊富で明るいキッチンに最適。多くのメーカーで標準採用されている人気の素材。
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セラミック
価格帯:★★★★★
デザイン性:★★★★★
耐久性(傷):★★★★★
耐熱性:★★★★★
清掃性:★★★★★
特徴:熱・傷・汚れに最強クラス。高級感あふれる質感で、近年人気が急上昇している最新鋭素材。
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クォーツストーン
価格帯:★★★★☆
デザイン性:★★★★★
耐久性(傷):★★★★★
耐熱性:★★★★☆
清掃性:★★★★★
特徴:天然水晶の美しさと機能性を両立。汚れが染み込みにくく、高級感と耐久性を兼ね備える。
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天然石(御影石など)
価格帯:★★★★★
デザイン性:★★★★★
耐久性(傷):★★★★☆
耐熱性:★★★★★
清掃性:★★☆☆☆
特徴:本物だけが持つ唯一無二の存在感と重厚感。ただしシミになりやすく、手入れが必要。
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木材
価格帯:★★★☆☆
デザイン性:★★★★★
耐久性(傷):★☆☆☆☆
耐熱性:★☆☆☆☆
清掃性:★☆☆☆☆
特徴:カフェのような温かみのある空間を演出。経年変化を楽しめるが、水・熱・傷に弱く手入れが必須。
3.天板の交換工事にかかる費用と注意点
・天板交換の費用相場は?
キッチンの天板交換にかかる費用は、「天板の本体価格」と「工事費」の合計で決まります。
天板本体の価格目安(I型キッチン幅255cmの場合)
ステンレス:5万円~
人工大理石:8万円~
木材:10万円~
クォーツストーン:18万円~
セラミック:20万円~
工事費の目安
既存天板の撤去・処分、新規天板の設置、コーキング処理などを含め、5万円~10万円前後が一般的です。
合計すると、リフォーム費用は10万円~30万円程度がボリュームゾーンとなります。
ただし、天板のサイズや形状、キッチンの状況によって費用は変動します。
・注意点:天板のみの交換ができないケースも
費用を抑えられる天板のみの交換ですが、以下のような場合は対応できないことがあるので注意が必要です。
・キッチンの経年劣化が激しい(土台が傷んでいるなど)
・使用しているキッチンのメーカーが部品(天板)のみの提供をしていない
・古いキッチンで、現在の規格に合う天板がない
交換可能かどうかは、専門の業者による現地調査が必要です。
4.後悔しない!キッチン天板の選び方 3つのポイント
「どの素材も魅力的で選べない…」という方は、ご自身が何を一番重視するか、優先順位をつけて考えてみましょう。
①デザイン・インテリア性で選ぶ
キッチンの見た目に一番こだわりたい方は、理想の空間イメージから素材を選ぶのがおすすめです。
温かみのあるナチュラルな空間にしたい
→ 人工大理石、木材
ホテルライクな高級感を演出したい
→ セラミック、クォーツストーン、天然石
プロ仕様のクールでモダンな空間にしたい
→ ステンレス
②機能性・お手入れのしやすさで選ぶ
「とにかく掃除は楽な方がいい」「料理が好きでハードに使う」という方は、機能性を重視しましょう。
お手入れの手間を最優先
→ セラミック、ステンレス
傷や熱を気にせずガンガン使いたい
→ セラミック
コストと機能性のバランスを重視
→ 高機能ステンレス、アクリル系人工大理石
③予算・コストパフォーマンスで選ぶ
限られた予算の中で最適なものを選びたい方は、価格帯で絞り込むのが近道です。
初期費用を抑えたい
→ ステンレス、ポリエステル系人工大理石
価格は高くても長く使えるものがいい
→ セラミック、クォーツストーン
5.まとめ:優先順位を決めて理想の天板を選ぼう!
キッチンの天板には、それぞれに異なる魅力と特徴があります。
今回ご紹介した6種類の素材の中から、ご自身のライフスタイルやキッチンのイメージ、そして予算に照らし合わせて、何を優先したいのかを明確にすることが、後悔しない天板選びの最大のポイントです。
天板の交換は、キッチン全体をリフォームするよりも費用を抑えつつ、キッチンの印象をガラリと変えることができる効果的な方法です。
しかし、キッチンの状態によっては交換が難しい場合もあります。
「うちのキッチンは天板交換できる?」「どの素材が合っているか相談したい」など、天板交換でお悩みの方は、ぜひお気軽にミヤケンリフォームまでご相談ください。
専門のスタッフが、お客様にとって最適なプランをご提案いたします。
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