【2025年最新版】タンクレストイレとは?メリット・デメリット、人気メーカー別おすすめ3選などをご紹介

ホテルや商業施設でよく見かける、タンクのないスッキリとしたトイレ。
「タンクレストイレ」の洗練されたデザインに憧れて、自宅のリフォームで採用したいと考える方が増えています。
しかし、そのスタイリッシュさの裏には、従来のタンク付きトイレとは違う特性も。
後悔しないためには、メリットだけでなく、デメリットと“その解決策”をしっかり理解しておくことが大切です。
今回は、タンクレストイレの基本から、人気3大メーカー(TOTO・LIXIL・Panasonic)のおすすめモデル、気になるリフォーム費用まで、プロの目線で徹底解説します!
目 次
- 1. タンクレストイレとは?タンク式との決定的な違い
- 2. タンクレストイレの5大メリット
- ① 空間が広々&デザインがおしゃれ
- ② 掃除が圧倒的にラク
- ③ 高い節水効果で経済的
- ④ 連続で水を流せる
- ⑤ 最新機能が充実
- 3. 【重要】後悔しないために知っておきたい5つのデメリットと解決策
- 【デメリット①】手洗い場がない
- 【デメリット②】水圧が低いと設置できない?
- 【デメリット③】停電時に流せない?
- 【デメリット④】ウォシュレットだけ交換できない
- 【デメリット⑤】価格が高い
- 4. タンクレストイレのリフォーム費用相場は?
- 5. 人気3大メーカー別!おすすめタンクレストイレ
- ▼TOTO「ネオレスト」シリーズ
- ▼Panasonic「アラウーノ」シリーズ
- ▼LIXIL「サティス」シリーズ
- 6. まとめ:ポイントを理解して、理想のトイレ空間を
1. タンクレストイレとは?タンク式との決定的な違い
タンクレストイレとは、その名の通り、便器の後ろにある水を貯めるためのタンクがないトイレです。
タンク付きトイレ(貯水式)
タンクに貯めた水を、落下の勢いを利用して便器を洗浄します。
タンクレストイレ(水道直結式)
水道管と直接つながっており、水道の水圧を直接利用してパワフルに洗浄します。
この「洗浄方法の違い」が、デザインや機能の差を生み出しています。
2. タンクレストイレの5大メリット
タンクレストイレが人気を集める理由は、主に5つのメリットにあります。
① 空間が広々&デザインがおしゃれ
タンクがない分、高さと奥行きが抑えられ、トイレ空間にゆとりが生まれます。
タンク付きトイレに比べ、奥行きで約10cm、高さで約40cmもコンパクトになるため、狭いトイレでも圧迫感がありません。
凹凸の少ないミニマルなデザインは、どんなインテリアにも馴染みます。
② 掃除が圧倒的にラク
タンクと便器の間の複雑な凹凸や、給水管の接続部など、ホコリが溜まりやすい場所がほとんどありません。
便器周りから床まで、サッとひと拭きで掃除が完了します。
③ 高い節水効果で経済的
20年以上前のトイレが1回に約13Lの水を使うのに対し、最新のタンクレストイレは1回あたり3.8L~4.8Lと、非常に高い節水性能を誇ります。
4人家族の場合、タンク付きトイレから交換するだけで、年間で約15,000円も水道代が節約できるケースもあります。
④ 連続で水を流せる
水道直結式のため、タンクに水が貯まるのを待つ必要がありません。
家族が続けてトイレを使う朝の忙しい時間帯でも、ストレスなく使用できます。
⑤ 最新機能が充実
各メーカーの最上位モデルがタンクレストイレにラインナップされているため、フタの自動開閉や自動洗浄、除菌機能、スマートフォン連携など、最新の快適機能が充実しています。
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3. 【重要】後悔しないために知っておきたい5つのデメリットと解決策
タンクレストイレを検討する上で、必ず知っておきたいデメリットと、それを解決する現在の技術や方法をご紹介します。
【デメリット①】手洗い場がない
→【解決策】別途、手洗い器を設置する
タンクレストイレには、タンク上の手洗い器がありません。
トイレ内に手洗い場を設けたい場合は、別途カウンター付きの手洗い器などを設置する必要があります。
これにより、ホテルのような上質な空間を演出できるというメリットにもなります。
【デメリット②】水圧が低いと設置できない?
→【解決策】「低水圧対応モデル」を選べばOK!
かつては水圧の低い戸建ての2階や高層マンションでは設置が難しいとされていました。
しかし、現在ではほとんどのメーカーがブースター(加圧装置)を内蔵した「低水圧対応モデル」を主力にしているため、この問題はほぼ解消されています。
【デメリット③】停電時に流せない?
→手動や電池で流せます!
「電気で水を流すので停電に弱い」というのは過去の話。
現在のタンクレストイレは、停電時に手動で流せるハンドルやレバーが付いているか、乾電池(別売)を使って排水できる仕組みになっています。
いざという時も安心です。
【デメリット④】ウォシュレットだけ交換できない
便座(ウォシュレット)と便器が一体になっているため、ウォシュレットが故障した場合、部分的な交換はできません。
ただし、現在のウォシュレットは非常に耐久性が高く、10年以上問題なく使えるケースがほとんどです。
【デメリット⑤】価格が高い
最新機能が搭載されている分、シンプルなタンク付きトイレに比べると、本体価格・工事費ともに高価になります。
ただし、前述の節水効果により、長期的に見れば水道代で元が取れる可能性も十分にあります。
4. タンクレストイレのリフォーム費用相場は?
工事費を含んだリフォーム費用の目安は、選ぶ機種や工事内容によって変動します。
トイレ本体の交換のみの場合
約22万円 ~ 45万円以上 (選ぶトイレのグレードによります)
手洗い器の新設や内装工事も含む場合
約30万円 ~ 60万円以上 (手洗い器のグレードや、壁紙・床の張替え範囲によります)
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5. 人気3大メーカー別!おすすめタンクレストイレ
▼TOTO「ネオレスト」シリーズ
タンクレストイレのパイオニア。
使用前後に「きれい除菌水」でノズルや便器内を自動で除菌する機能など、衛生へのこだわりは随一。
直線的で美しいデザインの「AS」や、丸みのある柔らかなフォルムの「LS」など、デザインの選択肢も豊富です。
▼Panasonic「アラウーノ」シリーズ
流すたびに2種類の泡で便器を洗い流す「激落ちバブル」が最大の特徴。
水アカが付きにくい独自素材「スゴピカ素材」と合わせて、お掃除の手間を徹底的に省きたい方におすすめです。
▼LIXIL「サティス」シリーズ
業界最小クラスのコンパクトさを誇る「サティスS」は、狭いトイレ空間でも圧迫感なく設置できます。
ゆったりとした座り心地を追求した「サティスG」もあり、快適性を重視する方にも人気です。
6. まとめ:ポイントを理解して、理想のトイレ空間を
今回は、タンクレストイレのメリット・デメリットを中心にご紹介しました。
かつての弱点であった「水圧」や「停電」の問題は、現在のモデルではほとんど解消されています。
「手洗い器を別に設けるスペースがあるか」
「初期費用と節水効果のバランスをどう考えるか」
といったポイントをクリアできれば、タンクレストイレはあなたのトイレ空間をより広く、美しく、快適にしてくれる素晴らしい選択肢です。
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