タンクレストイレとは？メリット・デメリット、人気メーカー別おすすめ3選などをご紹介
皆さんは、「タンクレストイレ」を知っていますか？その名の通り、水を貯めるタンクがないトイレのことを指します。最近ではホテルや商業施設のトイレに導入されることが多く、1度は目にしたことがあるという方も多いでしょう。
そのスタイリッシュな見た目から、マイホームを建てようと考えている方やトイレの交換を考えている方の中では人気のある種類になります。
今回の記事では、人気のタンクレストイレに焦点を当ててご紹介していきます。タンクレストイレのメリット・デメリット、おすすめの商品などについてもご紹介していくので、ぜひご覧ください。
目 次
タンクレストイレとは？
最初に、タンクレストイレがどのようなものなのかご紹介していきます。冒頭でも触れたように、タンクレストイレは水を貯めるタンクがないトイレを指します。ご家庭などに設置されているトイレは、「タンク付きトイレ」が一般的です。
タンク付きトイレは便器の後ろ側に水を貯めるタンクが付いていて、手洗い場が付いています。
この2つの大きな違いは、便器の洗浄方法です。タンク付きトイレの場合はタンクに貯まっている水で便器を洗浄しますが、タンクレストイレは水道から直接水を使って便器を洗浄するという仕組みになっています。
タンクレストイレのメリットは？
ここからは、タンクレストイレのメリットについてご紹介していきましょう。メリットについては以下の通りです。
トイレが広くなる
タンクレストイレにはタンクがないので、トイレが広くなります。タンク付きトイレと比べると、高さが約50cm・奥行きが約10cm広くなるので、その分スペースを有効活用することが可能です。
トイレは元々狭いため、これだけのスペースが広がるのは大きなメリットと言えます。空いたスペースには掃除道具やごみ箱を置いたり、雑貨や観葉植物などを飾ったりするのも良いでしょう。
お掃除が簡単
タンクレストイレは作りがとてもシンプルなので、お掃除もしやすいです。タンク付きトイレには凹凸が多いですが、タンクレストイレは基本的に平らな部分が多く、サッと拭くだけで綺麗になります。掃除のしやすさを重視しているという方には、非常におすすめです。
見た目がおしゃれ
タンクレストイレの見た目はとてもすっきりしていて、空間にも馴染みやすいです。デザインやカラーバリエーションも多く、おしゃれな商品が多数あります。トイレをおしゃれな空間にしたいという方にはおすすめです。
充実した節水機能
タンクレストイレでは、水の節約ができます。タンク付きトイレの場合はタンクの中溜まっている水を使いますが、1回の使用で約13リットルもの水を使っています。
それに対してタンクレストイレの場合は水を貯める必要がないので、1回で使う水は3～4リットルと節水効果に期待できます。
タンク付きトイレの1/3以下の量に抑えられ、年間で考えると節約できる水道代も大きくなるでしょう。
何回も水が流せる
タンク付きトイレの場合、1回流すと水が貯まるまで水が流れません。しかし、タンクレストイレの場合は水道から直接水を引いているので、何回も水を流すことが可能です。
タンクレストイレのデメリットは？
続いては、タンクレストイレのデメリットについてご紹介していきましょう。
設置できない場合もある
タンクレストイレの場合は水道管と直結しているので、水を流すためには水圧が必要になります。水圧が足りないと流れなかったり、詰まりやすくなったりするので注意です。
商品によって必要な水圧が決まっていますが、中でもマンションの高層階などは注意が必要になります。
部品交換が不可能
ウォシュレットと一緒になっているものが多く、ウォシュレットだけを交換するということが難しいです。そのため、便器自体を交換・修理することになってしまいます。
手洗い場が別途必要
タンク付きトイレの場合はタンクに手洗い場が付いていますが、タンクレストイレには手洗い場がありません。
近くに洗面所がある場合は問題ないですが、手洗い場が近くにない間取りの場合はよく検討した方が良いでしょう。
価格が高い
タンクレストイレはタンク付きトイレに比べて、デザイン性が高い分価格も高くなってしまいます。価格は数万円から10万円以上も差が出てしまう場合もあります。
しかし、節水機能が高いので長い目で見ればお得になる可能性が高いです。
停電の時は使えない
電気を使って水を流しているタンクレストイレは、停電すれば使えなくなってしまいます。オプションで停電でも流せるトイレがあるようですが、普段とは違った使い方になるので不便かもしれません。
タンクレストイレの価格やリフォーム費用は？
タンクレストイレには様々な種類があるので、価格も9万～40万円以上と幅があります。設置するためには床や配管などの工事費用、コンセントの新設工事費用なども掛かってきます。
トイレ内に手洗い場を設置したいという場合は、別途手洗い場の工事費用も必要になるので頭に入れておきましょう。
タンクレストイレの人気メーカー別おすすめ3選！
タンクレストイレは、TOTO・Panasonic・LIXIL（INAX)から販売されています。種類も多いので、どのメーカーのどの種類を選べばいいのか分からないという方も多いでしょう。
ここからは、メーカー別の人気商品についてご紹介していきます。
youtubeで、人気のタンクレストイレ【アラウーノ】と【ネオレスト】を比較して解説した動画をアップしていますので、ぜひ御覧ください。
TOTO「ネオレストAS」
ネオレストASは、直線的でシャープなデザインが特徴のタンクレストイレです。
便ふたがフルカバーになっているため、隙間がなくほこりが溜まりにくくなっています。個人設定の機能を使えば、4名分までおしり洗浄の強弱・洗浄位置・温度を登録することが可能です。
Panasonic「アラウーノL150 タイプ2」
アラウーノL150 タイプ2は、フォルム全体の凹凸が少ないタンクレストイレです。便ふたもフラットで、ほこりが溜まる隙間が少なくなっています。座面が広く、椅子に座っているような安定感があると言われています。
LIXIL「サティスS S5」
サティスS S5は、日本最小のタンクレストイレです。
シンプルなリモコン操作で、洗浄の強さを6段階で表示してくれます。アクアセラミックが使用されており、水垢の固着を防ぐことが可能です。
⇒ LIXIL サティスの価格とクチコミはコチラ
youtubeで、LIXILのトイレ”サティスG”と”サティスS”の比較を解説しています。
タンクレストイレのリフォーム事例3選
最後に、タンクレストイレにリフォームした事例を3つご紹介していきます。リフォーム事例を参考に、タンクレストイレを選んでみてください。
和風な空間にも馴染むタンクレストイレ
タンクレストイレは、和の空間にもよく馴染みます。日本家屋であれば、落ち着いた和の雰囲気を残しつつ開放感のある空間を作り出すことも可能です。
自分のイメージに合ったトイレ空間
トイレのリフォームを行う際は、イメージする空間があると仕上がりを想像しやすくなります。
例えば、家族で旅行に行った際のホテルのトイレをイメージしてみるのもおすすめです。白を基調としたホテルライクなイメージにも、タンクレストイレはよく合います。
メインのカラーを決めて
好きなカラーやテーマとなるカラーを壁紙の色にするものおすすめです。タンクレストイレどんな空間にでも合うので、コンクリート打ちっぱなしの壁紙にもおすすめです。
まとめ
今回は、タンクレストイレのメリット・デメリットを中心にご紹介してきました。
タンクレストイレは見た目がおしゃれでお掃除がしやすい、節水機能に期待できるというメリットがありますが、設置できない場合があったり、停電時は使えなかったりとデメリットも存在します。
これらのデメリットも念頭に置きつつ、ご自宅のトイレをおしゃれで素敵な空間に変えていきましょう。
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