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【2025年最新版】給湯器の電源は付けっぱなしがいいのか?抜いた方がいいのか?

【2025年最新版】給湯器の電源は付けっぱなしがいいのか?抜いた方がいいのか?

普段の生活の中で光熱費を節約するために、こまめに電気を消したり、コンセントを抜いたりと工夫している方が多いと思います。

このページでは、給湯器の電源は入れたままの方がいいのか?それとも消した方がいいのか?電気代やガス代について紹介します。

給湯器の電源は「つけっぱなし」が基本!その3つの理由

結論からお伝えすると、ガス給湯器の電源は、基本的に「つけっぱなし」にしておくのが正解です。
その理由は大きく3つあります。

理由1:節約できる電気代はごくわずか

給湯器の電源をこまめにオフにして節約できるのは「待機電力」のみです。
近年の給湯器の待機電力は非常に小さく、約3W〜6W程度

これを2025年現在の電気料金の目安である「1kWhあたり31円」で計算すると、
1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代は約67円〜134円にしかなりません。
手間をかけて電源をオンオフしても、節約効果は極めて小さいと言えるでしょう。

理由2:メーカーが「常時ON」を推奨している

リンナイやノーリツといった主要な給湯器メーカーは、製品の取扱説明書や公式サイトで「電源は常時ONにしておくこと」を推奨しています。
これは、後述する凍結防止機能などを正常に作動させるためです。
特別な理由がない限り、メーカーの推奨する使い方をするのが最も安全で安心です。

理由3:冬場の凍結を自動で防止するため

現在のガス給湯器には、外気温が一定以下になると自動で機器内を保温する「凍結防止機能」が搭載されています。
この機能は、電源プラグがコンセントに接続されていて、リモコンの電源がONの状態(または待機状態)で初めて作動します。

こまめに電源をオフにする習慣があると、いざという時に凍結防止機能が働かず、
給湯器の故障や配管の破裂といった重大なトラブルにつながる恐れがあります。

例外!給湯器の電源を「オフ」にすべき3つのタイミング

 

基本は「つけっぱなし」で問題ありませんが、以下のような特殊なケースでは電源をオフにすることが推奨されます。

① 2週間以上の長期で家を留守にする場合

旅行や出張、帰省などで長期間(目安として2週間以上)家を空ける場合は、安全のためにも電源をオフにしておくと良いでしょう。
ただし、冬場に家を空ける際は、凍結防止の観点から電源は入れたままにしておくか、取扱説明書に従って適切に水抜き作業を行ってください。

② 雷が鳴っている・台風が接近している場合

落雷による過電流(雷サージ)は、給湯器の電子基板に深刻なダメージを与え、故障の原因となります。
雷が近づいてきたら、リモコンの電源をオフにし、可能であれば電源プラグも抜いておくとより安全です。

③ エラー表示が消えないなど、異常が発生した場合

リモコンにエラーコードが表示されてお湯が出ない、給湯器から異音がする、水漏れしているといった異常が発生した場合は、まず電源をオフにしてください。
その後、取扱説明書を確認するか、専門の業者に連絡して指示を仰ぎましょう。

給湯器の「待機電力」は実際いくら?

待機中にガスは消費しない

給湯器は、電源が入っているだけの「待機中」の状態では、内部のバーナーは燃焼していません。
そのため、待機中にガス代がかかることは一切ありません。
ガスが消費されるのは、蛇口をひねってお湯を出した時や、お風呂の追いだき機能を使った時など、実際に燃焼動作が始まったタイミングのみです。

【注意】一部の灯油給湯器(貯湯式)

ガス給湯器の場合は上記のとおりですが、古いタイプの灯油給湯器(貯湯式)の中には、
タンク内のお湯の温度を保つために、待機中でも自動で燃焼することがある機種も存在します。
ご家庭の給湯器が灯油式の場合は、取扱説明書を確認しておくことをおすすめします。

「こまめに消すと故障しやすい」は本当?

「ボタンを何度も押すと故障する」と心配される方もいますが、
1日に数回程度のリモコン操作で給湯器が故障することはまずありません。

ただし、電源のオンオフを繰り返すと、その都度、給湯器内部の電子基板に負荷がかかることは事実です。
長期的に見れば、常に通電させておく「つけっぱなし」の状態の方が、機器への負担が少ないと考えられています。

冬場は最重要!給湯器の凍結防止機能の仕組み

前述の通り、給湯器には凍結防止機能が備わっています。
この機能は、給湯器本体の電源コード(プラグ)がコンセントに接続されていれば、リモコンの電源がオフの状態でも自動で作動します。

最も危険なのは、節電のつもりで電源プラグ自体を抜いてしまうことです。
これをすると凍結防止ヒーターが作動せず、配管が凍結・破裂し、高額な修理費用がかかる可能性があります。

冬場や寒冷地にお住まいの方は、節約のためであっても電源プラグは絶対に抜かないようにしてください。

まとめ

給湯器の電源について解説しました。ポイントを改めてまとめます。

・結論として、給湯器の電源は基本的に「つけっぱなし」が正解。
・こまめに電源を消しても、節約できる電気代は月々100円前後とごくわずか。
・「つけっぱなし」にしておくことで、メーカー推奨の安全な使用状態を保ち、冬場の凍結も防げる。
・長期不在時や落雷時など、特定の状況でのみ電源をオフにするのが賢い使い方。
・最も重要なのは、凍結防止のため、冬場は電源プラグを絶対に抜かないこと。

日々の小さな節約意識は大切ですが、給湯器に関しては「つけっぱなし」が最も安全で、結果的に余計なトラブルや出費を防ぐことにつながります。ぜひ、本日から安心してお使いください。

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