【2025年最新版】点火不良かも?給湯器のお湯が出ない原因と対処法
「いざお風呂に入ろうとしたら、お湯が全く出ない!」
「シャワーから冷たい水しか出てこなくてびっくりした…」
そんな給湯器のトラブル、特に冬場に起こると本当に困ってしまいますよね。
お湯が出ない原因の多くは、ガス給湯器の「点火不良」です。
これは、ガスに火がつかず、お湯を温めることができない状態を指します。
しかし、慌てて「故障だ!」と決めつけるのはまだ早いかもしれません。
簡単な確認や操作で復旧するケースもたくさんあります。
今回の記事では、ガス給湯器の点火不良が疑われる際に、ご自身で確認できる原因と安全な対処法を、チェックリスト形式で分かりやすく解説していきます。
目 次
1. お湯が出ない!まず最初に確認するべき2つのこと
お湯が出ないことに気づいたら、まずは慌てずに以下の2点を確認しましょう。
① 他の蛇口からもお湯は出ないか?

キッチン、洗面台、シャワーなど、家の中の複数の蛇口をひねってみてください。
全ての蛇口からお湯が出ない
→ 給湯器本体に原因がある可能性が高いです。
特定の蛇口だけお湯が出ない
→ 給湯器ではなく、その蛇口自体の水栓(蛇口の部品)に問題がある可能性があります。
② リモコンにエラーコードは表示されていないか?

給湯器に何らかの不具合が発生すると、多くの場合、キッチンや浴室にあるリモコンの液晶画面に「111」「140」のような数字のエラーコードが表示されます。
このコードは、給湯器が「今、どんな問題が起きているか」を教えてくれるサインです。お手元の取扱説明書や、メーカーの公式サイトでエラーコードの意味を調べてみましょう。エラーの内容によっては、ご自身でリセット操作をすることで復旧する場合もあります。
2. 【原因究明】給湯器トラブル9つのチェックリスト
上記を確認しても原因がわからない場合、以下のチェックリストに沿って、一つずつ原因を探っていきましょう。
【ガスのチェック】
□ 1. ガスの元栓は開いているか?
給湯器本体につながるガス管の元栓が閉まっていると、当然ガスが供給されず点火できません。
元栓のハンドルがガス管に対し平行になっていれば「開」、垂直なら「閉」です。
何かの拍子に閉まっていないか確認しましょう。
□ 2. ガスメーターは止まっていないか?
長時間のガス使用や、震度5程度の地震を感知すると、安全装置が作動してガスメーターが自動的にガスを遮断します。
メーターのランプが赤く点滅していないか確認してください。
もし止まっていたら、すべてのガス機器を止め、メーターの復帰ボタンを押して数分待つと復旧します。
□ 3. プロパンガスの場合、ガス切れではないか?
ご家庭がプロパンガス(LPガス)の場合、単純にガスボンベが空になっている可能性もあります。
ガス会社の検針票などを確認してみましょう。
【水のチェック】
□ 4. 給湯器の給水元栓は開いているか?
給湯器本体の下部には、水の供給をコントロールする「給水元栓」があります。
これが閉まっているとお湯を作ることができません。
ハンドルが回せる状態か確認してください。
□ 5. 断水、または冬場の凍結ではないか?
地域全体で断水している可能性や、冬の寒い日には給湯器周りの配管が凍結して水が供給されなくなることがあります。
配管が凍結してしまった場合は、絶対に熱湯をかけないでください。
配管が破裂する危険があります。
気温が上がるのを待って自然解凍させるのが最も安全です。
急ぐ場合は、ぬるま湯をタオルに含ませて配管に巻きつけるなど、ゆっくりと温めてください。
【電気のチェック】
□ 6. 給湯器の電源プラグはコンセントに差さっているか?
意外と見落としがちなのが電源です。
給湯器の電源プラグがコンセントから抜けていたり、緩んでいたりしないか確認しましょう。
□ 7. ご家庭のブレーカーは落ちていないか?
給湯器専用、または家全体のブレーカーが落ちていると、給湯器は作動しません。
分電盤を確認してみましょう。
【その他のチェック】
□ 8. 最近、近くで落雷はなかったか?
給湯器は精密な電子基板で制御されているため、落雷の影響で安全装置が働き、一時的に停止することがあります。
この場合、一度給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、30秒ほど待ってから再度差し込むとリセットされ、復旧することがあります。
□ 9. 給湯器本体から異音や異臭はしないか?
「ボンッ」という異常な着火音や、ガス臭い匂いがする場合は、不完全燃焼など危険な状態の可能性があります。
すぐに使用を中止し、窓を開けて換気の上、専門業者に連絡してください。
3. 危険!お湯が出ない時にやってはいけないNG行動

ご自身で対処しようとして、かえって状況を悪化させたり、危険な事故につながったりするケースがあります。
以下の行動は絶対に避けてください。
・自分で給湯器を分解する
給湯器の内部を触るには専門の資格が必要です。
知識がないまま分解すると、ガス漏れや火災、感電の危険があります。
・濡れた機器をドライヤーで無理に乾かす
大雨などで給湯器が濡れて不具合が起きている場合でも、ドライヤーの熱風を当てるのはNGです。
内部の電子部品を傷め、故障の原因となります。
・凍結した配管に熱湯をかける

前述の通り、温度の急激な変化で配管が破裂する危険性が非常に高いです。
4. これは寿命のサインかも?給湯器の交換を検討するタイミング
上記のチェックリストを試してもお湯が出ない場合や、点火不良が頻繁に起こる場合は、給湯器本体の寿命が近づいているサインかもしれません。
・給湯器の一般的な寿命
給湯器の一般的な寿命は10年~15年です。
設置から10年以上経過している給湯器で不具合が出始めたら、修理を繰り返すよりも、新しいものに交換した方が長期的に見て経済的な場合があります。
・こんな症状は交換のサイン
□お湯の温度が安定しない(急に熱くなったり、ぬるくなったりする)
□運転中に「ゴー」「ピー」などの異音がする
□排気口から黒い煙やススが出る
□ガス臭い、焦げ臭いなどの異臭がする
これらの症状が見られる場合は、重大な事故につながる前に、交換を検討することをおすすめします。
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5. どうしても直らない場合は、迷わずプロの業者に相談を
今回は、給湯器の点火不良について、原因とご自身でできる対処法をご紹介しました。
チェックリストを試しても改善しない場合、エラーコードが消えない場合、そして少しでも「危ないな」と感じた場合は、無理をせず、速やかに専門の修理業者に連絡しましょう。
特に、設置から年数が経っている給湯器の場合は、経年劣化による部品の故障が考えられます。
安全に、そして快適にお湯を使い続けるためにも、プロによる点検・修理、そして適切なタイミングでの交換が重要です。
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