【2025年最新版】リフォーム工事に必要な空ブレーカーはどこをみればよいの?

庭野 亜優
今回は、内部リフォームにて関わりのある、分電盤、ブレーカーまわりについてお話をしようと思います。
皆さんは、お家のブレーカーがどこにあるかご存知でしょうか?そして、お家の電力が何Aなのか知っていますか?
誰でも簡単!我が家の分電盤セルフチェック3ステップ
専門的な知識は不要です。まずはご自宅の分電盤を見て、3つのポイントをチェックしてみましょう。
ステップ①:分電盤の場所を確認しよう
分電盤は、写真のようなボックスです。多くの場合、洗面所や玄関、廊下の壁の高い位置に設置されています。
ステップ②:契約アンペア数を確認しよう
ご家庭で一度に使える電気の量を「アンペア(A)」で表します。
この数字は、一番左側にある最も大きなツマミ(アンペアブレーカー)に書かれています。
このお家の場合は「40A」契約ですね。
一般的に、2人暮らしなら30A~40A、3~4人家族なら40A~50Aが目安です。
もし普段からよくブレーカーが落ちる場合は、契約アンペア数が生活に見合っていない可能性があります。
ステップ③:空き回路があるか確認しよう
右側に並んでいる小さなツマミ(安全ブレーカー)が、各部屋やコンセントにつながる電気の通り道です。
ここに使われていない「空き」のスペースがあるか確認しましょう。
下の写真のように、すべてのスイッチがONになっていて、予備のスペースがない場合は「空き回路がない(満杯)」状態です。
IHクッキングヒーターや食洗機、浴室暖房乾燥機、そして将来のEV(電気自動車)充電器など、大きな電力を使う家電は、他の家電と共有しない「専用回路」が必要です。
もし空き回路がなければ、これらの機器を増設する際に、分電盤の増設や交換といった電気工事が必要になります。
「うちの分電盤、空きがない…」
「アンペア数が足りるか不安…」
そんな時は、プロに相談するのが一番です。
ご自宅の分電盤の写真を撮ってお持ちいただければ、ショールームでより具体的なアドバイスが可能です。
ぜひお気軽にご来店ください。
もし空きがなかったら?必要な電気工事の種類
セルフチェックで「空き回路がない」「アンペア数が足りなそう」と分かった場合、主に以下のような工事が必要になります。
・ブレーカーの増設
既存の分電盤の横に、新しい回路を入れるための小さなボックスを追加します。
・分電盤の交換
古い分電盤を、回路数の多い新しいものに丸ごと交換します。
将来的に家電が増えることも見越して、いくつか空き回路があるものを選ぶと安心です。
・契約アンペア数の変更
分電盤の工事と合わせて、電力会社に連絡して契約アンペア数を変更(増アンペア)する申請が必要です。
これからの住宅に必要な「専用回路」とは?
「専用回路」とは、例えるならパワフルな家電のための“専用道路”です。
他のコンセントとは別の独立した道を用意することで、大きな電力が流れても交通渋滞(ブレーカーが落ちること)を起こさずに済みます。
2025年現在、以下のような機器には専用回路の設置が推奨、または必須とされています。
・IHクッキングヒーター
・食器洗い乾燥機
・浴室暖房乾燥機
・電子レンジ(オーブンレンジ)
・エアコン
・EV(電気自動車)用充電コンセント
まとめ
今回は、リフォームの際に意外と見落としがちな分電盤(ブレーカー)についてご紹介しました。
特にキッチンやお風呂のリフォームでは、便利な最新設備を導入するために電気工事がセットになることが多くなっています。
リフォーム計画をスムーズに進めるためにも、まずはご自宅の分電盤を一度チェックしてみてください。
そして、「空きがない」「アンペアが小さい」など、少しでも不安な点があれば、私たちのようなリフォームの専門家にお気軽にご相談くださいね。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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