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スタッフブログ

【2025年最新版】クッションフロアよりも傷に強い「塩ビフロア」のメリット・デメリット

豊田 芹華

豊田 芹華

「床の傷が気になる…」
「部屋の雰囲気を手軽に変えたい!」
そんなお悩みを解決する床材として、今「フロアタイル」が注目されています。

傷に強く、デザインも豊富、そしてお手入れも簡単。
かつては店舗用というイメージでしたが、現在ではその優れた機能性から、ご家庭のリビングや水回りのリフォームでも選ばれることが増えています。

今回は、そんなフロアタイルのメリット・デメリットから、気になる費用、そして後悔しないための選び方のポイントまで、プロの目線で分かりやすく解説します。

 

 

フロアタイルとは?クッションフロアとの違い

フロアタイルとは、塩化ビニル製の硬いタイル状の床材で、「塩ビタイル」とも呼ばれます。よく似た素材に「クッションフロア」がありますが、両者は全くの別物です。

  フロアタイル クッションフロア
硬さ・質感 硬い・リアルな質感 柔らかい・ビニール感
施工方法 1枚ずつ貼る 1枚のシートで敷く
耐久性(傷・へこみ) ◎ 非常に強い △ 弱い
価格帯(6畳) 約5万円~9万円 約3万円~6万円

フロアタイルの4つのメリット

① 傷やへこみに抜群に強い「耐久性」

フロアタイルの最大のメリットは、その圧倒的な耐久性です。表面が硬く作られているため、イスを引いた時の擦り傷や、重い家具を置いた時のへこみが付きにくいのが特長です。ペットの爪による傷や、お子様がおもちゃを落とした場合でも安心。その丈夫さから、土足で歩く店舗やオフィスの床にも広く採用されています。

② 本物と見間違うほどの「デザイン性」

近年のフロアタイルは印刷技術が非常に高く、本物のフローリングや石材と見分けがつかないほどリアルなデザインが揃っています。表面には木目や石の質感を再現した凹凸加工(エンボス加工)が施されており、高級感のある空間を演出できます。デザインの数は数百種類にも及び、きっとお気に入りの柄が見つかるはずです。

石目調のおしゃれなフロアタイル

③ 水や汚れに強く「お手入れが簡単」

塩化ビニル素材なので、耐水性に優れています。キッチンで水をこぼしたり、洗面所で水が跳ねたりしても、サッと拭き取るだけでOK。汚れも染み込みにくいため、水回りやダイニングの床材として最適です。ワックスがけなどの特別なメンテナンスも基本的に不要です。

④ 部分的な補修が可能な「メンテナンス性」

フロアタイルは1枚ずつ床に貼り付けて施工します。そのため、万が一傷や落ちない汚れがついてしまっても、その部分のタイルだけを剥がして新しいものに張り替えることが可能です。全面を張り替える必要がないため、経済的です。

フロアタイルを1枚ずつ施工する様子

【重要】後悔しないためのデメリットと“最新の”解決策

フロアタイルにはデメリットもありますが、その多くは最新の製品で解決されつつあります。古い情報に惑わされず、正しい知識で検討しましょう。

デメリット①:足元が硬く、やや冷たい

クッションフロアや無垢フローリングに比べると、表面が硬く、冬場は少しひんやりと感じられます。「住宅には向かない」という声も聞かれますが、これは主に素足で過ごすことが多い寝室や子供部屋での話。リビングや廊下では、スリッパやラグを使用すれば快適に過ごせます。

デメリット②:床暖房は使えない? →【解決策】使えます!

これは古い情報です。かつては熱に弱い製品もありましたが、**現在のフロアタイルの多くは「床暖房対応品」**です。リフォームの際に床暖房を導入したい、または既存の床暖房を活かしたいという場合でも、安心して選ぶことができます。

デメリット③:マンションだと音が響く? →【解決策】あります!

硬く薄い素材のため、標準的なフロアタイルには防音性があまりありません。しかし、マンションの管理規約で定められた遮音等級(LL-45など)をクリアした、**裏面にクッション材が付いた「防音・遮音フロアタイル」**も各メーカーから発売されています。これを選べば、マンションでも階下への音を気にせずリフォームが可能です。

フロアタイルの費用相場は?(6畳あたり)

工事費を含んだ6畳あたりのリフォーム費用の目安は以下の通りです。

  • 重ね張り(既存の床の上から貼る):約5万円 ~ 8万円
  • 張り替え(既存の床を剥がして貼る):約7万円 ~ 12万円

※費用は選ぶ商品のグレードや、下地の状態によって変動します。

まとめ

今回は、フロアタイルのメリット・デメリットについてご紹介しました。 かつてのデメリットであった「床暖房非対応」や「防音性の低さ」は、現在の製品では多くが克服されています。

傷や汚れを気にせず、デザイン性の高い空間を手軽に実現したい方にとって、フロアタイルは非常に優れた床材です。特に、人の出入りが多いリビングや、お手入れの手間を減らしたい水回りのリフォームをお考えの方は、ぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

床のリフォーム、お気軽にご相談ください!

「うちの床にはフロアタイルとクッションフロア、どっちが合う?」「床暖房に対応したフロアタイルはどれ?」
ミヤケンでは、床リフォームに詳しいスタッフが、お客様のご予算やご希望に合わせた最適なプランをご提案いたします。実際のサンプルも多数ご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

お電話でのお問い合わせもお気軽に

0120-05-3838

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