【2025年最新版】クッションフロアのお手入れ方法とは?注意点や張り替えのタイミングも解説
豊田 芹華
デザインが豊富でお手入れも簡単な「クッションフロア」は、キッチンや洗面所、トイレなどの水回りを中心に人気の高い床材です。
しかし、いくら機能的とはいえ、毎日生活していれば汚れは溜まっていくもの。
「この黒ずみ、どうやったら落ちるの?」
「キレイな状態を長持ちさせるには、どうすればいい?」
今回は、そんなクッションフロアの正しいお手入れ方法を徹底解説!
普段のお掃除から、落ちにくい頑固な汚れの対処法、やってはいけないNG掃除、そして気になる張り替えのタイミングまで、この一本で全てがわかります。
1. クッションフロアの基本|特徴と普段のお手入れ

クッションフロアは、その名の通りクッション性のあるシート状の床材で、塩化ビニールで作られています。
水を弾くため水回りに強く、柔らかいため足腰に優しいのが大きな特徴です。
そんなクッションフロアの美しさを保つ基本は、こまめな掃除です。
普段のお手入れ(週2~3回)
掃除機やフローリングワイパーで、ホコリや髪の毛、ゴミを取り除きます。
念入りなお手入れ(週1回)
固く絞った雑巾や、ウェットタイプのフローリングシートで水拭きをします。
床全体のベタつきやザラつきが取れ、さっぱりします。
基本的にはこれだけで十分キレイな状態を保つことができます。
2. 【汚れ別】気になる汚れの落とし方ガイド

水拭きだけでは落ちない頑固な汚れは、汚れの種類に合わせた方法で対処しましょう。
▼水拭きで落ちない普段の汚れ
薄めた中性洗剤で拭く
台所用の中性洗剤を数滴たらしたぬるま湯に雑巾を浸し、固く絞ってから汚れを拭き取ります。
洗剤が残ると床が滑りやすくなったり、変色の原因になったりするため、必ず仕上げにきれいな水で固く絞った雑巾で、洗剤をしっかり拭き取ってください。
▼キッチンの油汚れや床の黒ずみ

「重曹」を使う
皮脂汚れや油が原因の黒ずみには、アルカリ性の重曹が効果的です。
水に溶かしてスプレーボトルに入れた「重曹水」を吹きかけて拭き取るか、それでも落ちない場合は、少量の水で練った「重曹ペースト」を汚れに塗り、古い歯ブラシなどで優しくこすってみましょう。
その後、しっかり水拭きで重曹を取り除いてください。
▼靴のヒールマークや擦り跡

「メラミンスポンジ」で優しくこする
水を含ませたメラミンスポンジで、汚れた部分を優しくなでるようにこすると、黒い擦り跡を消しゴムのように落とすことができます。
ただし、強くこすりすぎるとクッションフロアの表面を傷つけてしまうので、力加減には注意が必要です。
▼落とすのが難しい汚れ(油性ペン・ヘアカラーなど)
油性ペンやヘアカラー剤などの「染料」は、一度染み込んでしまうと家庭で落とすのは非常に困難です。
無理に薬品を使うと変色させてしまう可能性があるため、専門の業者に相談するのが賢明です。
3. やってはいけない!クッションフロアのNGお手入れと注意点

手軽にお手入れできるクッションフロアですが、やってはいけないこともあります。
NG①:強力な洗剤や溶剤の使用
カビ取り剤や漂白剤、シンナーなどの溶剤は、クッションフロアを変色・変質させてしまうため、絶対に使用しないでください。
NG②:硬いブラシや金たわしでのゴシゴシ洗い
表面に細かい傷がつき、その傷に汚れが入り込んで、かえって黒ずみが悪化する原因になります。
【要注意!】ゴム製品による「ゴム汚染」
イスの脚や家具の滑り止めに使われているゴム製品を、クッションフロアの上に長時間置いたままにすると、ゴムの成分が床材に移行して黄色や茶色に変色してしまう「ゴム汚染」という現象が起こります。
この変色は、洗剤などでは落とすことができません。
予防策として、ゴムが直接床に触れないよう、布やフェルト製のパッドを間に挟むようにしましょう。
4. ワックスがけは必要?不要?

結論から言うと、現在の住宅用クッションフロアのほとんどは「ワックス不要」です。
多くの製品には、表面に汚れを防ぐためのコーティングが施されており、ワックスを上塗りすると、将来的にワックスが剥がれてきたり、汚れを抱き込んでムラになったりする原因になります。
もし、どうしても光沢を出したい場合は、必ず「クッションフロア用」と記載のある樹脂ワックスを使用しましょう。
5. 張り替えはいつ考える?劣化のサインと寿命

どんなに丁寧にお手入れをしていても、クッションフロアの寿命は約10年が目安です。
以下のようなサインが見られたら、張り替えを検討するタイミングです。
・掃除をしても汚れや黒ずみが落ちない
・表面が剥がれてきたり、ささくれている
・家具をどかしても、へこみ跡が元に戻らない
・物が当たった箇所の破れや、ひび割れがある
・歩くと床鳴りやきしみがする(下地の問題の可能性も)
劣化したクッションフロアを放置すると、ひび割れから水が浸透して下地でカビが発生するなど、家そのものを傷める原因にもなります。
気になる症状があれば、一度プロに点検を依頼してみましょう。
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張り替えが必要かどうか、最適なリフォーム方法をご提案します。
6. まとめ:正しいお手入れで、美しさと快適さを長持ちさせよう

今回は、クッションフロアのお手入れ方法について詳しくご紹介しました。
機能的でデザインも豊富なクッションフロアですが、その魅力を長く保つ秘訣は、やはり日頃の正しいお手入れです。
・普段は掃除機と水拭きで十分
・頑固な汚れは、汚れの種類に合った洗剤(中性洗剤・重曹)で優しく落とす
・ゴム汚染に注意し、ゴム製品を直接置かない
・ワックスがけは基本的に不要
・10年を目安に、劣化のサインが見られたら張り替えを検討する
正しいお手入れ方法を実践して、ご自宅のクッションフロアをいつまでも美しく快適に保ちましょう。
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