トイレに手洗い器を後付けしたい!リフォームのポイントを解説

庭野 亜優
近年、トイレ空間に対する意識の高まりから、快適さや衛生面を重視する方が増えています。
その中でも、トイレ内に手洗い器を設置したいというニーズが高まっており、後付けでの導入を検討するケースも多く見られます。
新築時には設置しなかったものの、家族構成の変化やリフォームをきっかけに、手洗い器を設置したいと感じることは珍しくありません。
この記事では、トイレに手洗い器を後付けするメリットから、設置の際に選べる代表的なタイプの特徴、工事にかかる費用や注意点まで詳しく解説します。
快適で使い勝手の良いトイレ空間を実現するための参考になれば幸いです。
🔍 ここがポイント!トイレに手洗い器を後付けするメリットと選び方
・トイレ内に後付けで手洗い器を設置するニーズが増加中
・衛生面や動線の改善、デザイン性アップなどのメリットあり
・主なタイプは3種類:
└ 壁付けタイプ(省スペース・低コスト)
└ コーナータイプ(空間を有効活用)
└ カウンター一体型(高級感と機能性)
・設置費用は8万~20万円前後、配管位置や壁材によって変動
・DIYは難易度高めのため、専門業者との相談・施工が推奨
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1.トイレに手洗い器を設置するメリット

・衛生面が向上する
トイレに手洗い器を設置する最大のメリットは、衛生面の向上です。
用を足した後すぐに手を洗える環境があることで、家庭内でのウイルスや細菌の拡散を防ぎやすくなります。
特に、小さな子どもや高齢者がいるご家庭では、トイレ内に手洗い器があることで習慣づけや衛生意識の向上にもつながります。
・動線がスムーズになる

動線がスムーズになるのも利点のひとつです。
トイレを出てから洗面所まで移動せずにその場で手洗いが完結するため、利便性が高まります。
来客時にもトイレ内で手を洗ってもらえるため、洗面所を使用されることに抵抗がある方にとっても安心です。
・おしゃれな空間を演出できる

デザイン性の高い手洗い器を選べば、トイレ空間のインテリアとしても効果的です。
空間にアクセントを加え、より洗練された印象を与えることも可能です。
さらに、最近では節水機能や省スペース設計の手洗い器も増えており、限られたスペースでも設置できるようになっています。
このように、手洗い器の後付けは見た目と機能の両面からトイレ空間をグレードアップできる選択肢と言えるでしょう。
2.壁付けタイプの手洗い器の特徴と選び方

壁付けタイプの手洗い器は、トイレの壁に直接取り付ける形状のもので、最もシンプルで設置しやすいタイプです。
限られたスペースにも対応でき、コンパクトなサイズの製品が多いため、後付けとしても人気があります。
このタイプのメリットは、設置に必要なスペースが少なく、コストも比較的抑えられる点です。
小型で軽量な製品が多く、壁面にしっかりと固定するだけで使用可能です。
床にスペースが必要ないため、掃除のしやすさも魅力です。
水栓や排水管は壁内や床から取り出す必要がありますが、近くに給排水管がある場合は工事も比較的簡単に済みます。
また、デザインも豊富で、シンプルなものからおしゃれな陶器製、ガラス製までさまざまなスタイルがあります。
選ぶ際には、壁の強度や設置場所の高さを確認することが重要です。
使用者の身長や使いやすさに合わせて取り付け高さを調整することで、より快適に使えるようになります。
さらに、水はねを防ぐために洗面ボウルの深さや水栓の形状にも注意しましょう。
狭い空間でも使いやすく、見た目にもすっきりした仕上がりが期待できるため、初めての後付けにおすすめのタイプです。
3.コーナータイプの手洗い器の特徴と選び方

コーナータイプの手洗い器は、トイレのコーナー(角)に設置することで、デッドスペースを有効活用できるタイプです。
特に、トイレのスペースが限られている場合や、壁面に十分な幅がない場合に最適です。
このタイプの最大の魅力は、空間を最大限に活かせる点です。
一般的な壁付けタイプに比べて場所を取らず、圧迫感を感じにくいため、トイレ全体が広く感じられます。
また、左右どちらの角にも対応できる製品が多く、トイレのレイアウトに合わせた柔軟な設置が可能です。
形状としては三角形に近い洗面ボウルが多く、デザイン性も高い製品が揃っています。
丸みを帯びたフォルムのものは柔らかい印象を与え、シャープなデザインはスタイリッシュな空間にマッチします。
選ぶ際には、使用頻度や水量に応じてボウルの深さと水栓の位置を確認しましょう。
小型であるがゆえに、水はねや使い勝手に影響が出る場合もあるため、ショールームで実際のサイズ感を確認しておくと安心です。
設置には、既存の給排水位置に応じて配管の延長や角度調整が必要になることがあります。
そのため、設置前には配管の位置や壁の材質をよく確認し、必要に応じて専門業者に相談しましょう。
コーナータイプは、狭い空間で快適な使用感を実現するための強い味方です。
4.カウンター一体型の手洗い器の特徴と選び方

カウンター一体型の手洗い器は、カウンターと洗面ボウルが一体化しており、見た目にも高級感がありスタイリッシュな印象を与えます。
ホテルライクなトイレ空間を目指したい方には特におすすめのタイプです。
このタイプの魅力は、見た目の美しさだけでなく、機能性の高さにもあります。
カウンター部分に石けんやハンドソープを置けるため、収納性が高まり、トイレ空間がすっきり整います。
また、掃除がしやすく、水はねの防止効果も期待できます。
一方で、カウンターを設置する分だけ横幅が必要になるため、ある程度のスペースがあるトイレに向いています。
特に、手洗い器を使いやすい高さに設置することで、見た目と実用性を両立させることができます。
素材には人工大理石や木製、樹脂などさまざまなバリエーションがあり、好みに応じた選択が可能です。
また、キャビネット一体型のものを選べば、トイレットペーパーなどの収納も兼ねることができ、利便性がさらに向上します。
設置にあたっては、配管の取り回しや壁・床の補強が必要になる場合があります。
そのため、設置場所の広さや配管の状況に応じて、専門業者と相談のうえで計画を立てることが重要です。
カウンター一体型は、トイレ空間を上質に演出しつつ、機能性も求めたい方にぴったりの選択肢です。
5.後付けの費用と工事の注意点
この章では、工事費用と工事の際の注意点を解説させていただきます。
・後付けリフォームの費用相場

手洗い器を後付けする際の費用は、選ぶタイプや設置場所、工事の内容によって異なります。
一般的な壁付けタイプであれば、本体価格が2~5万円程度、設置工事費用を含めて合計で8~10万円ほどが相場です。
一方、カウンター一体型や収納付きの高機能タイプになると、本体価格だけで10万円を超えることもあり、工事費用も含めると20万円前後になるケースもあります。
コーナータイプはやや安価な傾向がありますが、配管の延長が必要な場合には費用が増えることがあります。
費用を抑えたい場合は、既存の配管位置に近い場所へ設置するか、セット商品(手洗い器+キャビネットなど)を選ぶことで施工コストを減らすことができます。
安心して使い続けるためにも、信頼できる業者としっかり相談のうえ、プランを検討しましょう。
・施工時の注意点

工事に際しては、給水管・排水管の位置やトイレの構造によって難易度が変わるため、事前の現地調査が重要です。
また、設置場所の壁が石膏ボードなどの場合、補強が必要になることがあります。
狭いスペースに無理に取り付けると、使い勝手が悪くなるため、設計段階での寸法確認を慎重に行いましょう。
さらに、水栓金具の種類や水圧、排水勾配の確保など、細かな仕様も工事の可否に影響を与えます。
DIYでの設置は配管工事が必要になるため難しく、多くの場合は水道工事の資格を持った業者への依頼が必要です。
6.トイレの手洗い工事はミヤケンにお任せください!

トイレに手洗い器を後付けすることで、衛生面の向上や利便性のアップ、デザイン性の強化といった多くのメリットが得られます。
壁付けタイプ、コーナータイプ、カウンター一体型など、それぞれに特徴と適したスペースがあり、ライフスタイルや予算に合わせた選択が重要です。
設置にあたっては、配管の状況や設置スペース、使い勝手を総合的に考慮し、専門業者と連携することでスムーズな施工が可能になります。
快適で美しいトイレ空間を実現するために、この記事を参考に最適な手洗い器の導入を検討してみてください。
もちろんトイレのフルリフォームも行っております!
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また、ミヤケンリフォーム館で実際にトイレ工事をした様子も公開しておりますので、ぜひ参考までにご覧ください。
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