【2025年最新版】ヒートショック対策は万全?家庭でできる防止策とリフォーム工事
庭野 亜優
寒い季節になると、ニュースでもよく耳にするようになる「ヒートショック」。
特にお風呂やトイレなどの「寒暖差」が大きい場所で発生しやすく、高齢者を中心に毎年多くの事故が報告されています。
実は、交通事故で亡くなる方よりも、ヒートショックで亡くなる方の方が多いというデータもあるほど、身近で危険な現象なのです。
今回は、ヒートショックが起こるメカニズムや、群馬県でお風呂リフォームを検討中の方に知ってほしい根本的な解決策、そして今日からできる日常生活のポイントについて詳しく解説していきます。
冬のお風呂で、こんな「ヒヤッ」とする経験はありませんか?
- ✅ 脱衣所が寒すぎて、服を脱ぐのが億劫になっている…
- ✅ 温かいリビングからお風呂に行くと、ブルっと震えが止まらない…
- ✅ お風呂に入った瞬間、心臓がドキドキしたり目眩がすることがある…
- ✅ 両親が高齢になり、冬場の入浴事故が心配だ…
- ✅ 群馬県でお風呂リフォームを考えているが、寒さ対策は何が有効かわからない…
1. ヒートショックが起こる原因とは
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動(乱高下)し、心臓や脳に過度な負担がかかることで起こる健康被害のことです。
「立ちくらみ」程度で済めば良いですが、最悪の場合は心筋梗塞や脳卒中、浴槽内での失神による溺死を引き起こします。
温度差による血圧の「ジェットコースター」
人間の体は、暑いと血管を広げて熱を逃がし、寒いと血管を縮めて熱を逃がさないようにする機能があります。
冬の入浴時は、この機能が短時間で激しく働きます。

- 暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動
→ 血管が縮み、血圧が急上昇! - 服を脱いで裸になる
→ 寒さでさらに血圧が上昇! - 熱いお風呂に浸かる
→ 血管が広がり、血圧が急降下!
このように、短時間で血圧が上がったり下がったりを繰り返すことで、血管や心臓に大きな負担がかかってしまうのです。
お風呂やトイレなどの冷えやすい空間

日本の住宅、特に築年数が経過した木造住宅は、部屋ごとの温度差が大きくなりがちです。
特に群馬県のお風呂リフォームの現場でよく見かけるのが、昔ながらの「タイル張りの在来工法」の浴室です。
タイルは冷気を伝えやすく、断熱材が入っていないことも多いため、冬場はまるで冷蔵庫の中のように冷え込みます。
また、トイレや脱衣所も暖房設備がないことが多く、リビングとの温度差が10℃以上になることも珍しくありません。
この「10℃以上の温度差」がヒートショックの危険信号です。
高齢者や持病を持つ人ほどリスクが高い
特に注意が必要なのは、65歳以上の高齢者や、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの持病がある方です。
加齢とともに血管は硬くなり、急激な温度変化にしなやかに対応できなくなります。
また、飲酒後の入浴も非常に危険です。
アルコールで血管が拡張し血圧が下がっている状態で入浴すると、さらに血圧が下がり、意識を失うリスクが高まります。
2. ヒートショック対策ができるリフォームとは
根本的にヒートショックを防ぐには、住宅の断熱性能を向上させ、「家の中の温度差をなくす」リフォームが最も効果的です。
ここからは、群馬県のお風呂リフォームで実際に効果を上げている対策をご紹介します。
浴室暖房乾燥機の設置

最も手軽で効果的なのが、浴室暖房乾燥機の設置です。
入浴の15分ほど前にスイッチを入れておくだけで、お風呂場全体がポカポカになります。一番風呂でも「ヒヤッ」とすることがありません。
2025年の最新モデルでは、人感センサーで入室と同時に温風が出るタイプや、スマートフォンで外出先から操作できるIoT対応機種も普及しており、消し忘れの心配もなく快適に使えます。
高断熱浴槽と「断熱材パック」の追加

ユニットバスへの交換リフォームをするなら、断熱性能にはこだわりましょう。
「高断熱浴槽(魔法びん浴槽など)」は、お湯が冷めにくいだけでなく、蓋をしていれば浴室内の温度低下も防げます。
さらにミヤケンの群馬県のお風呂リフォームでは、ユニットバスを組み立てる際、壁・床・天井の裏側すべてに断熱材を入れる「断熱材パック」を推奨しています。これにより、浴室全体が魔法瓶のような構造になり、外気の影響を受けにくくなります。
窓の断熱改修(内窓・ペアガラス)

実は、浴室の寒さの約6割は「窓」から侵入してきます。
どんなに高性能なユニットバスにしても、窓が薄い単板ガラスのままでは熱が逃げてしまいます。
そこでおすすめなのが、今ある窓の内側にもう一つ窓をつける「内窓(二重窓)」の設置です。
工事は最短1時間で完了し、断熱効果は劇的にアップします。
2025年も「子育てエコホーム支援事業」などの補助金制度が充実しており、窓リフォームは今がチャンスです。
3. ヒートショックを引き起こさないために気をつける事は
リフォームがすぐに難しい場合でも、毎日の入浴習慣を少し変えるだけでリスクを減らすことができます。
- ● 入浴前に浴室と脱衣所を温める(一番重要!)

- 浴室暖房がない場合は、シャワーを高い位置からバスタブへ向かって数分間出し続ける「シャワー給湯」を行いましょう。
湯気が充満し、浴室全体が温まります。
脱衣所には小型のセラミックファンヒーターなどを置き、着替える時も寒くないようにしましょう。 - ● お湯の温度は「41℃以下」に設定する 熱いお湯(42℃以上)は交感神経を刺激し、血圧を一気に上げてしまいます。
最適な湯温は38℃~40℃のぬるめです。
群馬県のお風呂リフォームで導入される最新給湯器なら、温度設定も正確に管理できるので安心です。 - ● 浴槽から急に立ち上がらない

- お湯に浸かっている時は水圧で体が圧迫されていますが、立ち上がると圧迫が解け、血液が一気に下半身に下がります。
これにより脳貧血(立ちくらみ)を起こし、転倒する危険があります。
手すりにつかまり、ゆっくりと立ち上がるよう心がけましょう。 - ● 一番風呂は高齢者に避けてもらう 一番風呂は浴室がまだ温まりきっておらず、温度差が最も大きいタイミングです。
可能であれば若い家族が先に入って浴室を温めてから、高齢の方に入ってもらうのが理想的です。 - ● こまめに水分補給をする

- 入浴中は汗をかき、血液がドロドロになりやすい状態です。
入浴の前後にコップ1杯の水を飲むことで、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を防ぐことができます。
2025年の補助金を使ってお得にリフォーム!
「高断熱浴槽」や「内窓設置」は、国の補助金対象になる可能性が高い工事です。
群馬県のお風呂リフォームを知り尽くしたミヤケンが、申請条件や対象工事について分かりやすくご案内します。
4. ヒートショック対策は浴室リフォームで叶える事も出来ます!

ヒートショックは、決して「他人事」ではありません。特に群馬県の冬は厳しく、家の中の温度差が命に関わるリスクになり得ます。
しかし、適切なリフォームと正しい入浴習慣を身につけることで、そのリスクは大幅に減らすことができます。
「まだ使えるから…」と寒いお風呂を我慢するのではなく、家族の健康と命を守るために、暖かい浴室へのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
群馬県でお風呂リフォームやヒートショック対策をお考えの方は、ぜひ一度、地域密着のミヤケンリフォームへご相談ください。プロの視点で、最適なプランをご提案させていただきます。
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