【保存版】「つければよかった…」 キッチンリフォームで後悔しがちな設備まとめ
小山 頼子
キッチンを新しくリフォームする際、カタログを見ながら「この機能は便利そう」「予算オーバーにならないかな?」と悩む時間は、大変ですがとてもワクワクするひとときです。
しかし、限られた予算の中で設備を選ぶあまり、実際に使い始めてから「やっぱり数万円高くても、あれを付けておけばよかった…」と後悔する方が非常に多いのも事実です。
今回は、実際に多くの人が「リフォーム時に付けておけばよかった」と痛感した、満足度を劇的に上げる4つのオプション設備について、プロの視点で詳しく解説しますのでぜひ最後までご覧ください!
現在のキッチンで、こんなストレスを感じていませんか?
- ✔コンロ周りのギトギト油汚れ、毎日の掃除が本当に苦痛
- ✔収納が「開き戸」で奥の物が取り出せず、調理台が物で溢れている
- ✔冬場の洗い物が辛く、手荒れがひどくてハンドクリームが手放せない
- ✔換気扇の掃除が面倒で、つい年末まで放置してしまう
- ✔共働きで時間がなく、家事の時間を1分でも短縮したい
1. IHクッキングヒーター

「長年ガス火で料理してきたから」という理由でガスコンロを選んだものの、後になって「掃除が楽なIHにしておけばよかった」と後悔するケースは後を絶ちません。
かつては「火力が弱い」と言われたIHですが、現在はガス火に負けない高火力モデルが主流です。
■ 安全性と掃除のしやすさは「圧倒的」

IHクッキングヒーターの最大の特徴は、天板が完全にフラットであることです。
ガスコンロのような「五徳(ごとく)」を一つひとつ洗う手間がなく、吹きこぼれてもサッと一拭きで掃除が完了します。
この「名もなき家事」からの解放は、毎日の生活に大きなゆとりをもたらします。
また、火が出ないため、小さなお子様が近づいても衣類へ引火するリスクがなく、高齢になっても安心して調理を続けられる点も、キッチンリフォームで選ばれる大きな理由です。
■ 2025年は「自動調理」で失敗知らず

最近のIHは、鍋底の温度をセンサーが正確に管理し、自動で火加減を調整する機能が標準化しつつあります。
煮込み料理や揚げ物も温度を一定にキープしてくれるため、誰が作っても失敗しにくく、料理のクオリティが向上します。
また、熱効率が高く、夏場でもキッチン周りが暑くなりにくいため、冷房効率も上がり省エネにつながります。
2. フロアキャビネット(引き出し式)

収納スペースはキッチンの使い勝手を大きく左右します。
従来の「開き戸(観音開き)」タイプは、奥に入れたものが取り出しにくく、結局手前のスペースしか使わなくなってしまうことが多いですが、「引き出し(スライド)式」にすることで収納力が格段に向上します。
■ 奥のものを「一瞬」で見渡せる一覧性

引き出し式の最大のメリットは、奥に入れた調味料や重い鍋を、上から一目で見渡せてサッと取り出せることです。
しゃがみ込んで奥のものを探すストレスがなくなります。また、足元の「蹴込み部分(フロアストッカー)」まで収納として使えるタイプを選べば、ホットプレートや土鍋、ビールのストックなどの置き場所にも困りません。
勢いよく閉めても、直前で減速して静かに閉まる「ソフトクローズ機能」は必須級です。指を挟む事故を防ぎ、中の食器がぶつかる音もしないため、毎日のストレスが激減します。
3. シャワー式水栓・タッチレス水栓

水栓金具は、シンプルな固定式を選んでしまうと、後から「シャワーが伸びるタイプにすればよかった」と最も後悔しやすい箇所の一つです。
シンクの隅々まで水を流せるハンドシャワー機能は、野菜くずを流す毎日の掃除や、大きな花瓶に水を入れる際に「あってよかった」と実感する必須機能です。
■ 2025年は「タッチレス」が標準へ

近年、特に需要が急増しているのが、センサーに手をかざすだけで水が出る「タッチレス水栓」です。
ハンバーグをこねた脂っぽい手や、洗剤の泡だらけの手でレバーに触れる必要がないため、水栓自体が汚れず、常に清潔なキッチンを保てます。
また、こまめに水を止めやすいため、無意識のうちに節水効果も期待できます。「たかが水栓」と思わずに、一番よく使う場所だからこそ、こだわって選ぶことをおすすめします。
4. 食器洗い乾燥機(食洗機)

リフォーム後に「やっぱり食洗器をつければよかった」と後悔する人は非常に多いです。
特に共働き世帯や子育て世帯では、食洗機はもはや「贅沢品」ではなく、時間を生み出す「必須家電」です。「手洗いで十分」と思っていた方も、一度使うと手放せなくなるのが食洗機の魔力です。
■ 手洗いよりも「キレイ」で「省エネ」

食洗機は、手洗いでは触れないほどの高温(約60〜80℃)と強力な洗剤で洗浄するため、しつこい油汚れや見えない雑菌を徹底的に除去できます。
さらに、庫内に溜めたお湯を循環させて洗うため、水を出しっぱなしにする手洗いに比べて、使用水量を約1/9程度に抑えられるモデルも多く、水道代とガス代の大幅な節約になります。
■ トレンドは「深型」と「フロントオープン」

もしキッチンリフォームで導入するなら、フライパンや大皿も入る「深型(ディープタイプ)」が必須です。浅型だと入りきらず、結局手洗いが発生してしまいます。
また、海外製のように前扉が大きく手前に開く「フロントオープン型」も、その収納力の高さから国内メーカーでの取り扱いが増え、2025年の注目トレンドとなっています。
5. お手入れ簡単な「最新レンジフード」

キッチンの中で最も掃除が面倒な場所といえば「換気扇(レンジフード)」ではないでしょうか。
リフォーム費用を抑えるために、既存の換気扇を使い続けたり、掃除が大変な「ブーツ型」を選んでしまい、後から後悔する方が増えています。
■ 「10年間ファン掃除不要」のモデルも
最新の「スリム型」レンジフードは、デザインがスタイリッシュなだけでなく、清掃性が劇的に進化しています。
油汚れが付きにくいコーティングが施されているのは当たり前。中には、高速回転で油を弾き飛ばすことで「10年間ファンの掃除が不要」という画期的なモデルや、ボタン一つで自動洗浄してくれるタイプも登場しています。
年末の大掃除の苦労をお金で解決できると考えれば、決して高い投資ではありません。
まとめ:後悔しないキッチンリフォームを

キッチンリフォームは、長く快適に使うための重要な投資ですが、実際に利用し始めると「これもつけておけばよかった…」と後悔することが多いものです。
💡 今回ご紹介した「後悔しがちな設備」
- IHクッキングヒーター:安全性と圧倒的な清掃性
- フロアキャビネット:収納量アップと出し入れの楽さ
- シャワー・タッチレス水栓:衛生面の向上と作業効率
- 食器洗い乾燥機:最強の時短家電&節水効果
- 最新レンジフード:面倒なファン掃除からの解放
これらのオプションは初期費用がかかりますが、日々の家事効率を劇的に改善してくれます。
「予算」と「利便性」のバランスを考えつつ、家族のライフスタイルに合わせたキッチンリフォームを実現しましょう。
リフォーム後に「やっぱり付けておけばよかった」と後悔しないためにも、プロのアドバイスを受けながら慎重に選択することが大切です。
最近の記事
月別アーカイブ
- 2025年12月(3記事)
- 2025年11月(3記事)
- 2025年7月(2記事)
- 2025年6月(2記事)
- 2025年5月(11記事)
- 2025年4月(7記事)
- 2025年3月(8記事)
- 2025年2月(8記事)
- 2025年1月(7記事)
- 2024年12月(6記事)
- 2024年11月(4記事)
- 2024年10月(14記事)
- 2024年9月(9記事)
- 2024年8月(7記事)
- 2024年7月(6記事)
- 2024年6月(11記事)
- 2024年5月(13記事)
- 2024年4月(17記事)
- 2024年3月(12記事)
- 2024年2月(3記事)
- 2024年1月(7記事)
- 2023年12月(2記事)
- 2023年11月(2記事)
- 2023年10月(4記事)
- 2023年9月(5記事)
- 2023年3月(1記事)
- 2022年6月(1記事)
- 2021年11月(4記事)
- 2021年7月(4記事)
- 2021年6月(5記事)
- 2021年5月(2記事)
- 2021年4月(2記事)
- 2021年3月(2記事)
- 2021年2月(3記事)
- 2021年1月(2記事)














